第二話 三歳になった僕
今回転生してからはや三年。
とりあえず分かった事は、どうやら今回は、転生を全くしたことのない一番初めの僕と色々被っいるらしいということ。
時代はその頃の僕がいたのと同時期の400年代。国もマティウス王国と同じで、貴族ということまで被っている。
もしかしたら僕は気付かないうちに未来(?)の僕と会っていたかもしれないな。
時代が前後することはよくあったが、ここまで戻ったのは初めてだ。
まあ、懐かしくていいのだけれど、不便な面が多くて困る。何よりお風呂がないのがきつい。せっかく女の子に生まれたのに。
後、以前の僕の功績を見られないのが少し残念だ。
前回は今までで一番先の未来だったのだが、前の僕が伝説とかになってて少し恥ずかしくもあったが、それ以上に誇らしかった。
何度口が滑りそうになったことか。まあ言っても馬鹿にされるだけだったろうが。
そういえば、歩いたり話したりしだしたのは半年過ぎた辺りだったのだが、まあ大分早いのには違いなく、当初天才扱いされた。
今までの経験からギリギリのラインを狙ったのだが、もうちょっと待ったほうがよかっただろうか。
無論、喋るのなどは片言に留ていたが。単語だけで話す感じだ。
まあ、この身体の成長が早かったからそれだけ早くに出来たのだが、僕の練習の成果でもある。
本当にしんどかった。壁を持って立とうにも足はプルプルいうしこけて頭打つし、発生練習しすぎてゲホゲホなるし喉は涸れるし。親に心配どれだけされたか。今思えばもう少しゆっくりでよかった。
しかし今じゃあそんなのも昔話で、天才何てあまり言われなくなった。
最近は習い事の時間もあるのだが、レディーの嗜み等なので僕は全くの初心者。礼儀などは完璧なのだが、他のことは失敗してばかりだ。
よって、間違っても天才なんて言われない。
いやだって三歳になったばかりの子供にピアノやら裁縫やらは無理ですよ。何度やっても間違えるは針で指を刺すは、おしとやかとはいいがたいことばかりしている。
社交ダンスは、本当は多少出来るけどいつもの癖で男パートになってしまい先生と被ってどうしても合わない。身体も動きにくいし。
どうやら祖母が「この子は天才なんだから」とか言って早めにしたらしい。
今じゃあたまに見に来ては苦笑い。
母は「あなたはまだ小さいんだから仕方ないのよ。ゆっくり頑張りましょう」と頭をなでなで。
・・・お母様、慰めていただけるのは大変有り難いのですが、なんだかとても切ないです。
僕には女の才能がないのだろうか?
あれれ~、おかしいぞ~? 話が全然進まない~。次、頑張ろう。




