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黒子  作者: カモメ
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役割という仕事

入学してから二週間だったろうか、俺はある部室に呼び出された。

事の発端は特に無く同じ中学の友達と昼を共にしていた時に突然だった。

「放課後、文化研究会に来なさい。四階の端だから簡単に解るはずよ」

校章とは別に銀色のバッジを付けた黒髪の大和撫子と言うにふさわしい美人から呼び出しをくらった。そもそも、理由が呼び出される理由が解らないが拒めない訳ある。理由は、彼女が付けていた銀バッジだ。


銀バッジとは生徒会メンバーの付ける物でそのまま生徒会役員を指す言葉である。

生徒会の何が凄いの?と思うだろう、この学校の生徒会は選ばれたエリートである。イベントを全て統括し、校則に乗っ取り罰則を独断で与える事が出来る。その上、下請けの風紀委員が居り、さらに生徒会長は職員会議に参加していると聞くから半端では無い。そのエリートの証として他の生徒との格付けがそのバッジだそうだ。


入学と同時に、生徒会役員には道で合えば挨拶する事、あまり逆らわない事が言われている。果たして生徒会役員には友達がいるのだろうか?とも思う。

そんな人のお呼び出しにはイエス以外の選択は無い。取り敢えず時間と同時に扉をノックをして開ける

「失礼します」

裏返らず大きな声で言えた100点の入室だ。だが、どうでもいい。

正直言えば扉を開けるまでは期待していた。なにを?漫画の主人公の様に「見所があるわ、生徒会に入らない?」みたいな流れを。

扉の向こうには見るからにオールバックがビシッと決まりチラチラと光り物が見える見るからに不良の男子生徒と呼び出しの張本人、いかにも仕事のできそうな長い黒髪に大きな瞳銀バッジの決まった美人の2人がいた、なぜ不良がこの空間にいるのか?実は理由は簡単なのだ。


生徒会の権限である独断での罰則はもちろん反感を買う、当たり前だろう。同じ生徒に停学なんて言われれば暴れもする。昔はそういう事件もあったそうだが今はあり得ない。

理由は単純明解、暴力には暴力という事である。生徒会はこの学校に伝統的に存在する不良組織を飼っているのだ。なぜ不良が飼われているのか不明だが、刃向かえば前歯が無くなるなんて言うから恐ろしい。

固まっているのをみた彼女が言う

「座っていいわよ、そうだ、何か飲むでしょ?飲むよね?ケン、何か持って行ってあげて?」

イエスもノーもいう前に全て決まるとおっかない不良が水を手渡して来た。

「あ、どうもすんません」

と言ったが反応はなし、不良はそのまま扉の前に立った。

しかし、なんなのか?歓迎ムードなのか?それとも、水に口を付けたらボラれるキャッチバーみたいな流れをなのか?色々考えていると銀バッジがニヤリと笑う。

「先に100円でも取ってあげた方が落ち着く?一応タダだけど」

「それ聞いて安心しました」

本当に安心した

水に口を付けたのをみると彼女は可愛らしく微笑んだ。本当に可愛い、間違い無く歓迎ムードだ。

「では、本題に入いるわよ?まず私と後ろのホモが誰だか解る?」

「え?ホ…なんて言いましたか?」

正直聞こえていたがあえて聞き返した。

「私と後ろのホモサピエンスを知ってる?って言ったのよ?」

なんだ、そういう事か、誤解を招く略語と意地の悪そうな笑顔はご遠慮願いたい。

「あなたが生徒会の人である事と…後ろの方が喧嘩が好きそうに見えますね」

普通に不良と言って良いのか解らなかったためあえて語彙を濁したが解ったろうか?

「名前は知らなくて当然よね、私は伊藤、名前は円って書いてまどか、伊藤園とか言わない様に、コッチが…」

「犬塚健四郎だ、ホモじゃない」

「あだ名はケンよ、犬から取っても健四郎から取ってもいいわ」

「藤岡正行です。マサって呼ばれてます」

一応あだ名まで言っておいた、しかし、あいつ気にしてたのか…

「じゃあマサ君、キミは小野寺

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