第三話
まちの中央にあるとしょかんについた。
左右に押して開ける系かと思ったらドアがかってにあいてびっくりした。
「わぁ。すごいね。」
(この地方で三本指に入るからね。)
えっと、…どこだろう。と案内板を見て考えていると、司書さんが話しかけてくれた。
「何の本をお探しですか?」
「ぼうけんしゃの本です。」
「…では、少しそこのカウンターで待ってていただけますか。持ってきますよ。」
「ありがとうございます。」
司書さんが持ってきてくれたのは
《危険!森に潜む魔物図鑑》と
《シーハート地方の冒険者事情》と
《身近な薬草》という本と
《冒険者のすすめ》という見出しのパンフレットだった。私たちがいるこの地方はシーハート地方という。近くにうみはないけれど。
全部読んだ中でも魔物図鑑が面白かった。派生したものを含めて55種類の魔物の詳細が載っていた。
(よし、知識も増えたことだし何事も経験だよ)
そうして、森に薬草をとりにいくことにした。
「ララちゃん、どれが何のしゅるいか教えて」
(えー本の情報メモしてくれば良かったのに)
「ごめん。そこまでかんがえてなかった。」
2時間後、私は薬草をたくさんとスライム三体を倒すことができた。
ララちゃんの説明によると
スライムは、このちいきで弱いまものトップ3にはいる。一番がマイクロアリ。でも大きぼの集団はそこそこ強いそうだ。(すいていD−E)
2番がスライム。小さくて動きもおそい。
やわらかいからぶつりこうげきはききにくいけど、まほうに弱い。ききにくいといっても、力がない
子どもでも短剣で30回くらいつつけばたおせる。
3番目はたんぽぽうさぎの子ども。
その名の通り体がき色で、はるにふえる。
落とし穴にはめるとたおしやすい。
ギルドのカウンターに出すと、銅貨6枚と交換してくれた。
薬草の効果によって買い取るねだんがちがうのだと教えてもらった。
帰り道に屋台でハムとキャベツのサンドイッチを買って食べた。おいしかった。