第1話2
短編から少し手を加えました。
この話から五話までは短編の内容です。
わたしの名前はアセロラ。
ティラサーはくしゃく家の長女八才です。
あのね、わたし今やねうらべやにいるの。
お兄さまが「お前は本邸にいるな。目ざわりだから消えろ」って。
それでね、いまララちゃんとそうだんしているの。
ララちゃんがいうには「ローちゃんは逃げたほうがいいよ。家を乗っ取られてヒロインが義母とかにいじめられて義父が無関心なのがテンプレだから」だそうだ。後の文のいみがわかんない。
それで、逃げるけいかくをたててる。
朝早く使用人の馬車に乗って近くのまちにいくの。魔石をギルドで売るとお金になるんだって。
わたし、字はかんたんなのなら読み書きできる。
体力じしんはあるよ。
ララちゃんにすいせんもらったし
ぼうけんしゃになろうかなとおもって。
やしきを出る前に使用人さんたちに会うと、
こころよく協力してくれた。
ある人はお金をくれ、ある人は子どものお下がりでよければと服をくれ、またあるコックは朝ごはんを作ってくれた。
図書室にしのび込んで魔法の本も持っていく。
母さまのほうせきと父さまのかいちゅう時計、たくさんの書類などを箱に入れてにわしにたくす。
かれはね、せんだいからはたらいているから
ちゅうせいしん?があって信用できるんだって。
(執事長は目をつけられやすいけど庭師ならその可能性すら考えなさそうだし。
ララの魔法で持っていってもいいけどボクに何かあったら困るし、ボクらと家に帰ってきた親御さんたちがすぐに会えるとは限らないから)と。
午前6時、使用人と私たち2人以外誰も起きていないみたい。
よし、にもつをもって出発だー。
馬車のに台にかくれて行こう。
誤字脱字あったら教えてください