第1話1 ララ視点
ララちゃんの性別は決めていないです…が
とりあえず中性だと思っててください
短編を見直してて思ったんですけど、
八歳児の思考ってどんなかんじなんですか?
アセロラが少し幼い気がするんですけど。
アセロラの両親が事故にあったと聞いて2日後、
叔父と叔母と従兄弟らが屋敷に押しかけてきた。
一応あれでも親戚なので無下に扱うわけにはいかず、使用人が応接間に通してしまったらしい。
叔父のことはよく知らないが妻と子供を止めない時点でまともな人ではないだろう。
叔母が高位家族の出で強く出れないというパターンもあるかもしれないが。
説明が面倒くさい。
読者の皆さんの想像力におまかせしよう。
そうして、ボクとアセロラは屋根裏部屋に追い出された。大事な書類と銀行の通帳など、なくなったり勝手に使われると困るものはボクが異空間に保存している。あの人たち頭がおかしいんじゃない?
いや、もうその域を超えている気がする。
「それで、ローちゃん。どこに逃げ出す?
候補はこことそこがおすすめかな。近いし。」
「逃げるのかぜんていなの?」
「うん。このままだとローちゃん、ドアマットヒロインになっちゃうよ。家を乗っ取られてヒロインが義母とかにいじめられて義父が無関心なのがテンプレだから。」
ローちゃんは目を瞬かせてわかっていなさそうな顔をしていた。
「とにかく、計画を立てよう。」
ボクは地図を広げた。
「逃げる前にこっそり使用人たちに会えば
協力してもらえるよ」
「あと、ローちゃんは冒険者が向いてると思う。
8歳の幼女にしては体力あるし。」
「そうなんだ。じゃあ私ぼうけんしゃになる!」
即決か。ローちゃんは…将来が心配だね。
まだ幼いからかな。今度防犯ブザーぽいものを作ってあげよう。
ララちゃんの思考はたまに過激、辛口になります。
誤字脱字とかあったら教えてください。