第1話 アナザーストーリー
なんか思うまま適当に書いてたら短編と違う話になりかけてました。アナザーストーリーなので本編じゃないです。(あれ、anotherの意味あってます…よね)
で、その目的地の領主と叔父らが真っ黒という話だが。
あの人に頼んで迎えをよこそうかとも考えたが、
何かあると勘づかれてますます執着される可能性もある。
解決法について考えていると、
使用人が息を切らして走ってきた。
「アセロラ様、大変です。
叔父のカルロス様とそのご家族と名乗る方々が屋敷の門に来ました。新人が門を開けてしまったようで、今庭で足止めをしています。どうしましょう。このままだと押し入られるかもしれません。」
「ええっ!」
(面倒だな。一度入られたら追い出しにくい。
なんか罪を犯して鉱山労働の刑にでもなってくれればいいのに。しかも、長男魔力だけが取り柄の頭がおかしいやつだろ?絶対近づくと火傷するやつだ。アセロラ、この家を使用人以外空にしないか?
大事な書類と貴重なものとか宝物とか持ってけば
害がないんじゃないか。隠し通路くらいあるだろ。このままだと君、屋敷に入られて数年間叔父と叔母にこき使われるドアマットヒロインになるよ。従兄弟たちもいじめてくる。これは確定事項だね。)
「えっと、…このやしきをだいじなもの全部もってダッソー?しようってララちゃんいってるの。」
「わお。それは大胆ですけどいいかもしれないですね。執事長に伝えてきます。アセロラ様は荷物の整理と準備を。」この家の使用人たちは決断が早い。
背中を向けて走り出していった。
誤字脱字とかあったら教えてください。