第19話 かめとしっち
よろしくお願いします
この世界には四種類の亀がいる。
一つ目、普通の陸にいるカメ。
二つ目、普通のカメの中でも
ペットとして飼えるカメ。
三つ目、ウミガメ。
四つ目が、魔物のカメ。総称シモツキガメ。
彼らは動きが遅いものの、噛んで人体に麻痺毒を打ち込むことができる。処置が遅れると一生体を動かせなくなるとか。それ以外に攻撃手段はない。
が、甲羅が硬いため、倒すのが難しいとされている。
今から倒しに行くのはシモツキガメらしい。
場所はノリノリしっち。
そこにはなぞの歌姫がいるとうわさがあるらしく
終わったら探すことになった。
「湿地は足場が悪いからブーツか何かを履いて行った方がいいわよ。」
「アセロラ、私の古い靴履ける?」
「うん。ありがとう。」
「姉様、あの鳥は何?魔物なの?」
「あれは普通の鳥じゃね?
俺は見たことない。」
「えっと…確か。」
とリナ姉様が何もない空間をゴソゴソして取り出したのは一冊の本。
《魔物大図鑑》
31ページ上
テイノトリ ほとんどの個体は白い羽毛に茶色い目。攻撃手段は嘴。鳥類の魔物にしては足が早く、獲物を見つけると走ってくる。湿地、池などに生息する。
誤字脱字あったら教えてください




