第−1話 ??視点
短編より前の話を三、四話作ってます。
「??、いいですか。私は今夜あの子の両親の夢に交渉しに行くので、あなたは依代に宿る準備でもしてなさい」
「はい、わかりました。任せてください。
彼女は私が守ります。」
「頼んだわよ。私は裏工作と説教を代わりに受けるのだから。」
「わあっ、かわいい!母さま父さまありがとう!」
目の前にいる5歳くらいの少女が目を輝かせて自分を見ていた。
「お誕生日おめでとう、アセロラ」と渡された箱の中身はボクが宿っているぬいぐるみ。
「大事に使うのよ」
ボクは、彼女の能力を読み取って驚愕した。どんだけやってんだよあの人。
まぁあればあるほどいいか。
ボクの責任は重大だな。
「うーん。なまえ何にしようかな。」
変な名前はつけないでくれよと思っていると
「ララちゃんとルルちゃんどっちがいい?」
と少女はボクに話しかけた。
(ララにしてよ)とボクは念話で言った。
「ええっ!ララちゃんがしゃべったぁ」
「何を言ってるの。ぬいぐるみが喋るわけないじゃない。」
「でも、確かに声が聞こえたんだよ。だからあなたの名前はララちゃんね。これからよろしく。」
誤字脱字あったら教えてください