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Gaillardia・Coral   作者: 海花
花の国
67/105

◆フルール連合国⑤

新年早々から目を覆うような凄惨な事が起こっておりますが、皆様はご無事でしょうか。

被害に遭われた方の1日も早い復興を安全圏からお祈りしております。

カポカポと前日と比べてかなり呑気に進む馬車の窓からナツが顔を出す。


「ねぇ、ライム

漆黒ディービィさん?はそんなに強いの?」


「……そうですね、漆黒ディービィの武勇伝でしたら

ガリウス隊長に聞くと良いですよ、今も話したそうにこちらを見ていますし」


ナツの問いかけに屋根の上で僅かに遠い顔をしたライムが馬車のすぐ横を馬で並走するガリウスへ話を振る


「ガリウスさんも漆黒ディービィさん?を知ってるの?」


「えぇ、存じ上げております。

そもそも、私達が騎士でありながら冒険者として活動するに至る経緯も漆黒ディービィ様にライム様、琥珀アンブル様の3人で組まれていた冒険者パーティ、黒月の女王は我が国では英雄として扱われておりまして……!

大きな活躍としては我が国の王妃殿下の救助と魔物の大侵攻(モンスターパレード)の撃退ですが、漆黒ディービィ様の武勇伝でしたら、魔物の大侵攻(モンスターパレード)の話が最もわかりやすいかと思います」


ライムの視線とナツの問い掛けにパッと表情を明るくしたガリウスが任せて下さい!とばかりに胸を叩いたガリウスがどちらの話をお聞きになりたいですか?と訪ねる。


魔物の大侵攻(モンスターパレード)ってこの前セン達の所であっためっちゃ魔物が攻めてきたヤツ?」


「そうです、あれのもっと規模の大きなやつです。

この前の魔物の大侵攻(モンスターパレード)はまだ小規模なものでした」


「あれは過去最悪と言われた大侵攻(パレード)でしたからね」


聞き覚えのある単語に確認するようにナツがライムを見上げればこくりと頷いて肯定するライムの言葉にガリウスが苦笑する。


「あ、あれでも結構凄かったのに……、ちょっとあれ以上って言うと想像つかないかも……」


「あの規模がディアスで起こっていたら抵抗する間もなく前線に出た冒険者と騎士たちは瞬殺されて私の障壁も数十分で突破されてましたね、たぶん」


「そんなに!?」


ナツの言葉に運が良かったです、と告げるライムの言葉にナツの顔色が一気に悪くなる


「私、その話、知ってるかも

リターの奇跡、とか呼ばれてるやつだよね?」


「そうです、あの出来事は我々騎士にとって衝撃的な事件であまりにも嬉しかったが故に同胞達も何かあるとこの話をしたがるので知ってる人も多いのですよ」


馬車の中で話を聞いていたセンが上げた声に瞳を細めて肯定したガリウスが今でも色褪せない思い出です、と小さく笑う。


「有名な話なんだ……、私もその話聞きたい」


是非聞かせて欲しい、とナツが伝えるとお任せ下さい、とうなづいたガリウスが一呼吸をおいて口を開いた。


「あれは、私がまだ新兵だった頃の話です」

3.11の際に被災は免れたのに普通に物流や交通が死んだ事がトラウマとして刷り込まれているようで

別に被災してないし、物流も普通にあるのに今あるローリングストックの量を増やそうとして相方に止められました。

代わりにお守り代わりの防災ボトルを作ってもらったので明日から大事に持ち歩きます。

被災されなかった方も明日も日常が続くとは限らないので明日は我が身と日頃から備えをしてゆきましょう( *˙ω˙*)و グッ!

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