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月に負けてすすきあり
月に負けてすすきあり
照らす光に導かれて
溶けゆく僕を優しく包む
そよ風が頬を撫でた
どんなに言葉を尽くしても
負けてしまった言い訳は
決して償えないだろう
それだけのことを僕はしたのだ
粘って足掻いて諦めない
それが人の生き方なんだ
すぐに見切って見限って
まるで生きていないじゃないか
夕焼けからも見放されて
月明かりの下で崩れ落ちる
泣き崩れる僕は今でも
生きていたいと望んでいた
世界に敗れてすすきあり
いつか勝つその日のために
月夜に誓う負けないと
月夜に願う生きていたいと
