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雪の下の僕の死体
積もりに積もった雪
僕の死体は下にあります
空洞のように空虚な目
見開いた感情のない目
寒いある日のことでした
貴女は僕を殺めました
名も知らない木の下に埋めて
その上に雪が積もりました
初めは貴女を恨みました
生きることを亡くしたから
でももう恨んでいません
貴女が哀れに感じるから
冷たい雪の下で貴女のことを想います
貴女は決して僕を忘れないでしょう
それがなんだか充足感でした
それがなんだか可哀想でした
僕は冷たい雪の下で
貴女の罪を許します
僕は冷たい雪の下で
貴女の幸せを望みます




