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四季詩  作者: 橋本洋一


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12/25

雪の下の僕の死体

積もりに積もった雪

僕の死体は下にあります

空洞のように空虚な目

見開いた感情のない目


寒いある日のことでした

貴女は僕を殺めました

名も知らない木の下に埋めて

その上に雪が積もりました


初めは貴女を恨みました

生きることを亡くしたから

でももう恨んでいません

貴女が哀れに感じるから


冷たい雪の下で貴女のことを想います

貴女は決して僕を忘れないでしょう

それがなんだか充足感でした

それがなんだか可哀想でした


僕は冷たい雪の下で

貴女の罪を許します

僕は冷たい雪の下で

貴女の幸せを望みます

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