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強さ

最強伝説とアルハは、町を出て小屋へ帰ることにした。


『アルハっ 荷物俺が持つよ!そんで、走って先に行ってるからっ』


最強伝説は軽く運動がてら小屋まで走る事にした。


考え事をする時走る癖のある最強伝説は、さっきディエゴから聞いた話しの中で、気になっていた事を思い出していた... 自ら、強さを求め魔物化した同じ異世界人のことだ。


最強伝説は『強さ』において特別な想いがあったからだ。


何もかもをチカラでねじ伏せるのが強さなどとは思っていないし、時には負けを認め退く事も勇気のいる強さだということ、最強伝説はただ暴力を振るう強さに没頭していた訳ではない。


たどるべき道をたどり、その努力を越えた鍛練の先にこそ 心 技 体の全てを磨く事が出来ると、最強伝説は確信めいた考えを持っていたから余計に、ただ魔術により魔物化し強さを求めた異世界人に嫌悪にも近い感情が芽生えていたのだ。


そんな事を考えている間にアルハの小屋に戻ってきていた。


!?


鍵を預かるのを忘れていた事に気付き、ドアの前でアルハの帰りを待っていた。


晩御飯を食べながら最強伝説が口をひらく

『アルトゥーレにいる他の異世界人にあってみたいなぁ、知り合いはいるかい?』


『一人だけ異世界人の友達がいたよ、ちょっと昔までね』


『いた?昔って今はどうなったの?』


『魔物になったよ、自分を呼び出した召喚師に出会ってね。しっかりと合意の元にね。』


『その人は何か言い残したの?』


『魔物になれるなんて夢みたいだって言ってたね。今その子は魔物になり召喚師に仕えて暮らしているよ、さいきょさえ良ければ会いに行く事も出来るけど どうする?』


最強伝説は少しうつむき答える


『会ってみたい!自我を持つ魔物とは話しは出来るの?』


『契約者... つまり召喚師の人に通訳してもらえれば言葉を交わせない事はないけど、行くんだね。』


二人は明日、元異世界人 現在魔物になった者の所に訪ねる事にした。



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