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決意

最強伝説は兵士にアルトゥーレについての情報を聞けるだけ聞き出す事にした。


兵士が訪ねる。

『さいきょよ、魔法は何か使えるか?それか魔力を感じとる事は出来るか?』


『いや なにも... 』

 

兵士の人は真剣な眼差しでこちらを見ている。


『残念だが平民だな... 』


『平民?なんの事ですか?』


兵士が話すにはアルトゥーレでは、魔法を使える者と、魔力すら感じとる事のできない者とで別れて生活を送らなければいけないというルールがあるらしい。 


最強伝説は冷静に返した

『異世界人は皆、魔力を持っていない者なんじゃないですか?』


『そんなことはない、人それぞれ違うんだよ...


なお最強伝説は言い返す

『自分は平民だろうが魔法使いだろうが関係無い!元の世界に帰りたいだけです‼』


兵士は眼をうつろにし、言う

『それが異世界人 最大の問題何だよ... 、元の世界に戻るには自分を召喚した者を探さなければならない』


『どうすれば見つかるのですか?』

最強伝説は焦りがあるのか少々苛立っていた。


『まぁ待て、そもそも何故召喚の魔法を使うと思う?』


『ん?』


『それはだな...


兵士から聞いた話しによると、アルトゥーレでの召喚を扱う者は魔法使いの中でも特別な存在らしく、自分が呼び寄せた異世界人を魔物化させるという。しかし、その条件としては召喚を使う者、召喚された者が会わなければならないのだ。


そして異世界人に紋章を体に刻むことにより、自我を持つ魔物を生み出すという訳だ。


このアルトゥーレでは平民が魔族にてをだしてはダメな決まりがあるという。


『さいきょ... これは逃れられぬ運命なのだよ』


運命... 最強伝説が最も嫌う言葉...


不適な笑みを浮かべる最強伝説 そしていい放つ


『兵士さん、色々と教えて下さりありがとうございます!元の世界に戻る件は、諦めません‼少しの可能性があるなら、その道を辿るまで... 元いた世界でも、ずっとそうして生きてきたから!』


兵士は驚きと何故か分からないが笑いが込み上げてきた表情で最強伝説を町の外まで送り出してくれた。


『お世話になりましたっ! また何処かで‼』


兵士に別れの挨拶をし、最初に目が覚めた林に全速力で駆けていった。


最強伝説は小さな小屋の青年を改めて訪ねるべく戻ってきたのだ。


他に行くあてもなかったのと、このアルトゥーレで生きる人々と何よりコミュニケーションがとれるようになったので、せっかく何かの縁があって この小屋の近くの林で目覚めたとするなら、あの青年には是非挨拶したかったのだ。



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