始まりの事
皆は運命を信じるだろうか?
ここに運命に抗えない名前をもった1人の青年がいる
性は田中、名は最強伝説... 親が『誰にも負けない男になれ』と身勝手な理由でつけたこの名前は1人の人生を狂わせるには充分な重大事項だろう。
最強伝説は幼少のころから空手を習い始めた。
勿論周りからは名前の事でいじめにも近い恥をかかされた時期もあり、最強伝説はつらく孤独な中 強さだけを求めてきた。
とある大会で優勝した時の事、今まで名前をネタに笑われてたのが嘘の様に周りの最強伝説への反応が変わったのだ。良い意味で名前がネタに変わったのだ、それからの最強伝説は想像もつかないであろう苦労と鍛練の日々を送る事となる。
そして17の時全国制覇を成し遂げるのだった。最強伝説が名実共に最も強い男になるには、あと1歩世界大会があったのだ。
大会が開かれるのはフランスだったので飛行機での移動となった、最強伝説はフランス行きの空港に向かうまでにも道場でギリギリまで練習をしていた
いざフランスへ... 最強伝説は流石に疲れていたので機内で眠りについてしまった
突然『ガタッ』と音がし目が覚めると見知らぬ林の中にいた...
傍らには荷物があるだけで同じ飛行機に乗った仲間も先生もいない... 最強伝説は現実でも無い、夢でも無い世界に飛ばされたのだった。