/ソールド/
一ページ何文字ぐらいがいいんでしょうね?
「3125...3125...3125...あった、あったぞ!」
俺は高校受験真っ盛り、いやもう終わったか。ホントに合格してて良かった。まず学校に連絡しないと。
プルプルプル
「もしもし、三年二組の影野颯太≪かげのそうた≫ですけど、三宅高校に合格しました。はい......はい...はい、わかりました。失礼します。」
俺は電話を切ったあと急いで走った。どこに走っているのかというとゲーム屋さんだ。俺はとあるゲームの予約をしておいてあるのだが、少しでも早くてに入れたいがために走っておるのだ。
そのゲームの名前は『ソールド』自分の感覚をバーチャル世界へ飛ばしリアルと同じ感覚で遊べる、俗にいうVRMMORPGだ。
今までもいろいろなVRMMORPGが発売されたがどれもイマイチだった。自由度が低かったり、規制が甘かったり、グラフィックが酷かったりと数々のゲーマーをある意味苦しめていた。
だが、今回のこの『ソールド』は違う。ゲーム大国日本の技術を世界に示そう、と日本の有数のお金持ちが赤字覚悟(というよりも単なる娯楽だろうけど)創り上げた超傑作だ。
今日は偶然にも発売日、俺は親との約束で合格するまでゲームは一切しない代わりに合格したら買ってもらう約束をしたのだ。
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あれからゲーム屋さんに行き、無事にゲームをGET!今は自分の部屋でアバターの作成中だ。俺の容姿は説明する必要ないでしょ?どうせ、ゲーム内に入ればアバターの姿なわけだし。リアルじゃなくてアバターの容姿を説明するわ。まず身長は175センチ、見た目はやや痩せ型で黒の短髪、アバターの名前も本名からとってカゲノでいいや。
サービス開始は今日の0時なのですぐに入れるように準備している。今の時刻は11時50分。このゲームのハードはなくソフト内臓のヘッドギアを装着して行う。このヘッドギアとソフトの値段合わせて1万円、今までのハードに比べて安いのも特徴だ。
さて、0時になったようなので起動させることにしよう。
俺はヘッドギアの横についてるボタンを押した。