ゲーセンにいた人材
「なんでよぉ!!」
須藤かなこは人通りの少ない路地で叫んだ。
かなこが叫んだ理由は簡単なことだった。10年以上連れ添ってきた
仕事の相棒が突然辞めると言い出したからだ。
「ごめん!ほんとごめん!! 親父がいま寝たきりでさぁ、兄弟みんな仕事大変だし、
一応俺はフリーターだからさ。
俺が親父の店継がなきゃならなくなって大変なんだよ。
とにかく、仕事辞めるからよろしく。本部長にはもういってあるから。
んじゃ。」
相棒の背中ははあっという間に見えなくなっていった。
「はぁ、これからどうしよう。こんなんじゃ仕事できないよ。
早く新しい相棒探さないと・・・。」
そんなとき、古びたゲームセンターから歓声が聞こえた。
「あんなのみたことねぇよ。」
「おお~、ノーダメージだよ。えげつねぇ。」
かなこは気になって近づいてみた。
周りの群集をかき分けて中を見てみると中心に一人の男が立っていた。
どうやら、ガンシューティングゲームをやっているようだ。
たしかにうまかった、だがそれがどうしたというのだ。
今の私には関係ない。それより新しい相棒を見つけなければ・・・。
「あいつだ~~!!!」
かなこは心の中でガッツポーズをした。
「こんなに近くにいい人材が転がっていたとは。私としたことが。」
そんなことをしていると、あの男がゲームセンターから出てきた。
「あんたひま?ひまでしょ?ね? ちょっと来てくれない。」
作者の都合上、変なところで終わってすいません。
すぐに続きかくので、見てください。




