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つまり  作者: 石本公也
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つまり、この身体は…… 2ページ

脳みそこねくり回して考えても、なかなか浮かばない文章。

難しいですね。

オールと言っても学生寮で行うから、あまりうるさく出来ない。そこで俺らがやったのは

「おい、そこ宝出て来るぞ」

「わーってるよ」

「そこ失敗すんなよ」

「うるせえよ…………あ……」

「なにしてんだよー」

ゲームと、

「俺この芸人好きだな」

「? 何がいいんだ?」

「まあ見てろ…」

「………っぶっ!」

「な?面白いだろ?な?」

TVと、

「やっぱり地理の藤田(ふじた)先生はカツラだよ。じゃなきゃあんなに揺れる頭をどう説明すんだよ」

「確かにあの頭はおかしいよな、授業中笑っちゃうわ」

「なんでカツラでごまかすんだ?理解できん」

「お前は将来分かると思うよ」

「将来ハゲるって言いてぇのかおい!」

雑談をしていた。

そんな感じで順調に夜が更けていた時だった。

「⁈」

突然、俺をあの日、校舎を出た出てぶっ倒れた時と同じ様な、抗えないと直感で分かる眠気(ねむけ)が襲って来た。

俺はそのまま倒れ、眠ってーーー思ったより早く意識を取り戻した。

もちろん、女の身体で………



「つまり、こっから先お前徹夜出来ないな」

俺の方を見ながら、燕が言う。

こいつ、他に言う事ないのか?

「しかし驚いたな、俺が最初に見たのと変わり方が違う」

「変わり方が違う?」

修が気になる事を言うので、俺は尋ねる

「あのな、ズズズズズズってなってふわーとなったとおもったら、ぱあっとなって、お前が女になってた」

燕がよくわからない言語で説明するのを無視し、俺は優太に説明を求めた。

「あー、だから…そうだな、ズズズズズズってとこは、なんか黒いモヤ?みたいなのがお前の周りにでてきて、ふわーてとこはそのモヤがお前を包み込んで、ぱあっってとこはその包み込んでたモヤが弾ける様に消えたんだ、で、女になったお前がいたと」

別に燕の説明を説明しなくてもいい(はず)なんだが。まじめ?

え~っと、確か最初は俺の体が光に包まれたんだよな。で、今回は黒いモヤに包まれたと。……よく分からん

「おら、とにかく学校だ。準備しろ」

飾にせかされる。

「俺ら何してる?」

「たけ…かかりの準備が出来るまでのんびりしてようぜ」

「よし!ここで待ってよう「外にいろ!」

部屋に居続けようとする五人を俺は廊下へ放り投げた。



学校の事なんか書いたってしょうがない。

周りの目線がやや減って、催眠術師の前に俺はあっけなく撃沈(げきちん)し、別にどうでもいい事をホームルームでやってるくらいだからだ。

そして寮の中でーーーも、あまり書く事がない。日毎(ひごと)に入れ替わり、徹夜が出来ないと知ったが、他に何をする訳じゃない。

俺が不思議な状態になってから、一週間弱経つから、珍しがらない。ただ和樹が

「かかり、一回でいいから『お兄様』と言ってくれないか?」

なんて言うので鉄拳を与えておいた。

こっからはイベントや行事が起こるまで書くこともないだろう。しばらくは気楽にいれそうだ。


しかし、そんな俺は、本当に甘い。

暇な時、ねり消しをいじってます。

ぐにぐにぐにぐにぐにぐに………

さて次回は、ややっこしい事このうえない!

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