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つまり  作者: 石本公也
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つまり、この身体は…… 1ページ

ようやく第二章。[多分……]

つたないなぁとと思える自分の文を読んでくれている人に、心からの感謝を。

昨日、いつもより早く寝たからだろうか、俺は、いつもより早く起きた。外から鳥の鳴き声が聞こえるし、早起きは以外と心地いい。

俺はベットからおりて、洗面所に向かう。洗面所に着いて鏡を見る

「昨日とか三日前が夢に思えるな、これは」

鏡には、男の俺が映っている。





「つまり、朝起きたら男に戻ってましたワーイって事か?」

寮から学校に行く途中で(かざる)が言って来た。春の桜は、ピンクと緑が混ざった色をしている。

「一昨日も男だったぞ忘れんな」

「まぁな」

ゆったりした雰囲気と会話。陽気な天気は、色んな物事をどうでもよく感じさせてくれる。

「猛。て事は一日一日で男になったり女になったりするのか?」

優太が聞いてくるが、俺は答えない。

ついに春の陽気な空気さえ遮断(しゃだん)し、だるく、面倒で、催眠術師(さいみんじゅつし)がたくさんいる学校に着いたからである。

「今日もあの催眠術にどこまで対抗できるかだな」

俺はそうつぶやいて、校舎の中に入ってった。

俺は少し考えが甘いようだ。男に戻ったーーーいや、男の状態ならば昨日みたいに周りの視線を感じることもないだろうと思っていた。

「いや、その考えは甘いよ、女の子になった奴が、翌日には男に戻ってるとかさ、十分おかしいよ」

(つばめ)がこう言うまで、俺は痛いほど視線が集まる理由が分からなかった。

「燕、いつになったら学校は終わるんだ?」

「まだ一時間目始まってねぇよ‼」

その日、俺はずっと狸寝入(たぬきねい)りを決め込ーーーめなかった。

休み時間になると、飾と燕が教室を飛び出して、俺は溜息をついた一瞬でクラスの連中に転校生の様に囲まれ、質問ぜめにあったのだ。

学校が終わる頃には俺の携帯にはクラスの連中の名前がびっしりと埋まっていた。



学校が終わると気分がすっと軽くなる。俺にくる視線の量が減り、先生に無駄に当てられる事も無く、春の陽気な空気に触れられる。

ああ、幸せだなぁ。

「ところでお前ら、休み時間にどこ行ってたんだ?」

俺は桜を見上げながら聞いた。

「ちょっとな、先生に確認取ってただけだ」

修が答える。

「なんの?」

「なんかの」

追求しようとして、かわされた。

俺は修の表情から何か分からないかと思ったが、158cmと174cmとでは、顔を覗く事すら出来ない。しょうがないから諦めて、後の楽しみという事にしておく。

展開が早いかもしれないが、寮の中で俺ら六人は、また話し合いを行っている。

「男になったり女になったりってのは、やっぱり寝てる間に起きてると思う」

まず燕が口をひらいた。

「確かにそうだろうな」

そこに修が答える。

「こいつが寝た時にずっと見てれば、身体(からだ)が変わる瞬間が見れるのか?」

これは和樹だ。

「だったら俺は徹夜(てつや)するね」

これは俺。

しっかし、何人も喋ってると、だれが喋ってるか分からんな。

「なんで徹夜すんだ?」

和樹が聞いてくる。

「なんでって……回避出来るならしたいだろ、こうゆうものは」

俺と和樹は、(あき)れた目線をぶつけ合う。なんでこいつは呆れた目線を送ってくんだ?

「よし!じゃあ今日はオールだあぁ‼」

飾の高らかな宣言に「おおっ!」と俺らは乗った。

この事が、後々面倒な事の引き金だった

このあとがきも、少し寂しいと感じたりそうでなかったり、

さて次回は、友とはしゃぐオールの話。

お楽しみに。

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