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つまり  作者: 石本公也
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つまり、レク大会だよレク大会 3ページ

「さて、ここで今回の賞品について話しましょうか」

第一関門の様子を実況していた八津さんが、俺達の方を向いて言った。

「えっ?いつも賞品って、優勝クラスが決まってから発表するんじゃ……」

燕が驚いた声を上げる。

「今回は途中発表しても構わないそうです。御二方は、少し講義するかもしれませんが、生徒会と教師陣で既に決定していますので」

「え、少し講義するかもって…?」

一瞬、嫌な予感がした俺は、八津さんに聞き返した。

「はい、今回の賞品は、優勝クラスに授業2コマ分、カフェでくつろいで貰います。御二方にはそのカフェのウエイトレスを。まぁ俗に言うメイドカフェのメイドさんですね。」

八津さんは、笑顔でさらりとこう言った。

校内の、至る所に設置されたスピーカーから、俺と燕の絶叫が流れるまで、後数秒。







「ちょっと待った!え?なに?つまり、俺等賞品?ふざけてんでしょう!」

「そんな事今知ったよ⁈メイドさんって何⁈何の罰ゲーム⁈」

「落ち着いて下さい御二方」

「「無理‼」」

「いやーハモりましたねぇ」

「呑気か!てかよく学校側が許可したな!」

「それよりも二人じゃ三十人も捌けないから!料理も出来ないから!」

「あー御二方に説明しますと、料理の方は生徒会の方が作られるそうですよ。御二方にはウェイターをしてもらうだけです。メイドですが。それにですね」

「それに?」

「強制的ってとこと、急に知らせるって所で、バイトみたいに賃金出るそうですよ。安いですが」

「「……………」」

「おや?二人共金で転ぶんですか?」

「そう言う訳じゃないけど…燕、どう思う?」

「やっぱり忙しいと思うよ。十人五人ならまだしも、三十人だしね。でも強制的何でしょ。やるしかないよ」

「ありがとうございます。っと、御二方が了承してくれた時点で、ペースアップした人が何人か居ますね。……えっーっと、あれはアニメ研究会、漫画研究会、イラスト研究会の皆さんですね」

「「………………」」

「引かないで下さい御二方」

「似たような研究会があるんですね」

「かかり、そこ?」

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