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つまり  作者: 石本公也
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つまり、ごーるでんうぃーく‼ 4ページ

遊びに行くと言われた。

言った本人は、すごい事を思い付いた子供の様な笑みを浮かべている。

俺らはと言うと、突然の大声に何事かと驚いて固まっていた。

「遊びに行く?明日?」

修が和樹に聞いた。和樹は笑みを崩すことなく

「ああ、明日だ」

普通に返した。修が反応出来てない。

俺は宿題をしていた手を止めて、和樹に聞いた。

「遊びに行くって何処に行くんだよ、そしてなんで遊びに行こうと思った?」

和樹は俺の方を向いて

「何処かは後で決める」

と言った。決めてないのかよ。

「なぜ明日遊びに行こうと思ったか?それは簡単。お前らが女物の私服を買ってきたからだ!」

でーんと言う効果音が付きそうな宣言に、俺らはただ呆れていた。

「この服、たけ…かかりのなんだけど…」

燕が服を弄りながら言う。

「確かにこの服は俺の物で燕のサイズに合ってるのは無いぞ」

俺は和樹にそう言った。

「大丈夫だって。着れてるじゃん」

いやそう言う問題じゃねぇよ。

燕が着ている俺のシャツにプリントされているウサギさんがすごい事になってるのに気づかないのか?

「で、遊ぶ場所はどうするんだ?」

優太がソファーから聞いた。ここは俺らの部屋だ。一応。

「それなんだが猛。お前女になってやりたい事とか無いのか?」

質問を言ったのは優太のはずなんだが、和樹は俺に言ってきた。燕が何故か恥ずかしそうにしていたのが気になったが今は関係ない。

「そうだなぁ。あんましないけど、強いて言えばカラオケで高音の歌を歌う事かな」

俺が答えると一瞬妙な空気になった。しかしその後には

「まあ、考えてみたらそれも女になってやりたい事ではあるな」

「よし!じゃあ明日カラオケで盛り上がろうぜ」

パーティーの様な盛り上がりを見せたので有った。そのパーティーは夜まで続き、俺らは寮母さんに怒られた。




「起きろ。服どうすんだよ。まだ決めてないぞ」

次の日、俺は燕にゆさゆさと起こされた。

「朝から服決めか?お前段々変わって来たな」

起こされて少し不機嫌な俺は燕に言った。

「な…変わってないよ…てか、まだ二週間だからな?」

スルーする訳でもなく、突っ込んで来る訳でもなく、真面目に返された。

どうすれば良いのかわからない俺はとりあえず起きる事にした。

たった十着程度の服を選ぶのには、そう時間がかからなかった。だって、俺も燕も、まだ女物の服に慣れていないからだ。

服を決めて、食事を取っていると、飾達が来た。

「もうちょっと可愛い服なかったのか?」

俺らの格好を見るなり飾が言った。

「残念ながらこれが限界だ」

俺らの格好は、はっきり言って男物に近い。

まだスカートに慣れたワケじゃないし、街中で着るのには抵抗がある。

だから、シンプルな感じになっている。

「まあ気にしないでカラオケ行こうぜ。昼のフリータイムに間に合わなくなったら大変だ」

優太が腕時計を見ながら言った。フリータイムに間に合わなくなったら、金がかかる……俺らは急いでカラオケに向かった。




カラオケは、別に大きな店ではなかったが、別に普通に楽しめた。高音キーの歌を歌いたかったが、残念な事に曲が分からないのだ。

アニメのオープニング曲などを歌おうとしたが、一番と二番でメロディが違うと大変な事になった。半端な感じになってしまったのがなんか辛い。

そんなこんなでゴールデンウィークは過ぎて行った。

勢いで書いたり、考えて書いたり、自分の中でも書き方って違うんですね。

次回、季節というもの。

お楽しみ。

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