つまり、ごーるでんうぃーく‼ 3ページ
実はこのゴールデンウィークが終わると、なんにもネタがない状態になります。
今一生懸命探しています、ネタ。
「っと、おーい帰って来たぞー」
俺はなんとか門限に間に合い、寮に帰って来た。部屋が暗かったから、燕は寝ているのだろう。俺は中に入って持ち物を軽く整理し、ベットに向かった。そして疲れも手助けしてか、簡単に眠りについた。
次の日、
俺は朝早くに目が覚めた。
ゴールデンウィークは、休みが五日間だが、その間の宿題の量は半端じゃない。
とても五日で終わる量じゃないから、それをかたずけないとな。
そう思ってベットから降りると、燕の顔が目に付いた。そして、ベットに広がる髪を見て
ガンッ!
「ったぁ!」
殴り起こした。
「ったいなぁ、なにすんだよ」
頭をさすり、涙目になって燕が言う。
「こっちが聞きたい。その頭はどうしてそんなになってるのかと」
俺は燕の髪を見た。所々ゴワゴワしていて、毛先に行く程酷くなっている。多分面倒くさがって適当にやったんだろう。切らないのは、他の四人に言われたからだ。きっと。
いや、それとも、長時間風呂に入るのが堪えたのだろうか?こいつが女になって、初めて風呂に入れた時、脱衣所の所でウジウジしていたからな。自分の胸に手を当てては、顔を赤くしながらため息をついていた。
「頭?別に普通だろ?」
なにも知らないでそう言う燕の頭を、俺は掴んで洗面所まで引っ張った。開き直った様な態度に少しだけイラッとしたから、少し強く引っ張ってしまった。
「お前も学校で色々語ってたろ、髪は長くて綺麗なのが良いって、だのに、なんだこの痛み切ったこの髪は」
確か四日ぐらい前は綺麗に背中に降りていた。元の髪質は良い方なはずだ。
「いや、なんかグチャーってなるし、今休みだからさ。……それに、風呂場には鏡がでかでかとあるし……」
……まぁこればっかりは慣れるしかなさそうだ。俺と違って燕は自分の身体が女になった事に、酷く戸惑っているのだろう。うつ向いてブツブツ言い訳を呟いているのはどうかと思うが、しょうがないとはおもう。
「洗い方教えるから、頭出せ。」
取り敢えず俺は燕に洗面台に首を出させ、上からシャワーをかける。
風呂場から取って来たシャンプーで、燕の髪を洗う。風呂の抵抗が大きかったのだろう。結構汚れている。シャンプーを二度がけして、リンスをする。インターネットと実体験で学んだ事を思い出してやった。
終わったら、ドライヤーでしっかりと乾かし、その後燕に洗い方を説明した。みっちり。
「あー宿題やっとこうと思ったんだがなぁ~」
俺はふーっと息を出しながら言った。
「ところでさっきから気になったいたんだが、あれはなんなんだ?」
燕が指さした方向には、俺が昨日おいて置いた紙袋。
「あぁ、昨日家族と買い物に行って買った服だよ。見てみるか?」
俺がそう聞くと、燕は頷いたので、俺は紙袋を手に取って、中の物を取り出した。
「これ……女物?」
中から出て来た服に、燕は戸惑ってるのだろうか。目を丸くしている。
「別におかしくないだろ。まあ今日は男だしな。燕、お前きてみるか」
俺は手元にあった肩の出るタイプのシャツを見せた。燕はふるふると首を振る。
「いやいや、お前はしっかり女の子なんだぜ?これくらい来ても平気だよ」
「でっでもそれは……!」
顔を赤くし、ブンブンと音を立てて首を振る燕。しょうがないので、俺は服を紙袋の中に戻した。
「じゃあ、これは?」
次は普通のTシャツとスカート。燕はこれならと思ったらしい。ゆっくりと頷いた。
燕に服を渡して、着替えてる間に服の整理をした。その後、着替え終わった燕が胸の部分を抑えて
「…………キツイ」
とつぶやいた。ああキツイんですかいキッショウ。
「ふーん、中々、いやかなり似合ってるな」
女物を着ている燕を見て、和樹が言った。
「確かに映えてるな」
修も賛同している。
俺は宿題を片付けている。
燕は、慣れないスカートが気になってる様だ。
「よし!私服が手に入ったなら明日ゴールデンウィーク最終日、遊びに行くぞ!」
飾はそう言った。
俺は、数学の文章題にてこずっていた。
女になって、とくくられる話が一通り終わると、後は普通の学園物になりますね。
何か工夫出来ればいいです。
さあ、次回は、無駄?