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つまり  作者: 石本公也
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つまり、ごーるでんうぃーく‼ 1ページ

今日この小説は10000アクセスを突破しました。ものすごい感動が心の底から溢れています。

ありがとうございます!


久しぶりの自分の家。

その前で、俺は考えていた。

前に来たメールでは、俺が女になったと知った、と言う様な内容だった。しかし、実際俺は男になったり女になったりと、色々面倒な身体になったのである。家族がこの事を知らなかったら、俺の口から説明する事になる。

だが俺は、女になる瞬間、男になる瞬間、肝心なとこは聞いた話だ。上手く説明出来るだろうか?

まあ、考えても仕方がないだろう。俺は扉を開いーーーカギが掛かってる。

気を取り直して、俺はインターホンを押した。

しばらくして、カギの空いた音がして、扉が開いた。

「猛?」

「よっ母さん。帰って来たよ」

玄関で母親と少し話してから、俺は中に入りリビングに向かった。

「久しぶりのアターック!」

「ガッ⁈」

弟が蹴りをいれて来た。公立の中学に通う弟は、空手部に入ってるとかで、成果を見せ付ける様に俺にぶつけて来たのだ。がはっ!

家に帰って来て一分も経ってないのに床に手を付けさせられるとはな。

「いてーよ。阿呆が…」

俺が腹をさすってるので、つまらないのだろう。弟が俺の前に来て、わざとだろう。見下ろした。因みに弟は167cmある。

「おい、わざと見下ろすな、お前の机の下から三段目の奥にある菓子食い尽くすぞ」

「なんで知ってんの⁈」

そう言って弟は二階に駆け上がった。リビングを見渡したが父さんがいない。ゴールデンウィークなのに忙しくしてるみたいだな。

さて、俺も自分の部屋に行くか、

「猛。さっき(かける)の声がしたけど、何かしたの?」

多分お菓子を移動させてんだろう。

「別に、なんでもないよ」

俺はそう言った。

「そう。学校からね、お前の事を聞いてたけど、その、女の子にもなるってのは、やっぱり本当なの?」

にもーーーと言う事は、俺の事はしっかり伝わってる様だ。

「まあ、ホントかな」

俺はそう言って自室に向かった。


自分の部屋の扉を開ける。そこは、前と変わっていなかった。小学校のころの、自分の部屋。清涼学園で寮に入ってから、たまに帰って来ているが、あえて部屋を変えてない。

最後に来た時から、まだ一ヶ月なのにな。

本当に、懐かしい。

きっかけがあれば、昔の事も思い出せるんだな、柴田、山陰、朝道、頼武木。

思ったより、思い出せた。



夜、俺は明日がどうなるか、と考えた。明日は女になるからだ、家族は一応知っているが、それでも現実として来るのは重たいだろう。

それでも、家族揃った晩ご飯は、とってもうまかった。

お気に入り登録数も増えて、嬉しいです。

初めての小説でこんなになると思ってませんでした。


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