表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

勇者、追放

「レオン、お前はこのパーティーから抜けてもらう」戦士レジナルドはいった。


「え……? どういうことだよ、レジナルド! 僕はこのパーティーのリーダーだぞ!」突然そう言われてレオンは困惑する。


「多数決だ。これからは俺が新しいリーダーになる」


「なんで僕が追放されなきゃいけないんだ!?」


「聖剣に愛想を尽かされてただのお荷物になったのは誰かしら」魔術師ミーナが吐き捨てた。「剣がなければ、何もできない癖に」


「そ、それは……」レオンは、魔法を使い言葉を話す聖剣、アインベルダと喧嘩した。そして彼女は大鷲に変身してどこかへと飛び去ってしまった。剣から見放されたレオンは戦えなくなってしまったのだ。


「ごめんね、レオン」ヒーラーのアイシャが悲しげな目でいった。「私たちも、あなたを守りながら戦うのは負担なの」


「そんな……」レオンは絶望する。


「というわけだ」レジナルドは他の仲間二人を連れてレオンから去っていった。「じゃあな、役立たず」


「どうすんだよ……」レオンは困り果てた。魔獣の住む森に置き去りにされて、日が暮れようとしている。今の自分は戦えない。命の危険が迫っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ