6
真野さんは、自分もシャワーを浴びた後、ベッドの上で、頭のてっぺんから足の先まで、私の全身をくまなく愛撫した。
「んっ」
真野さんが触れる部分が、全部甘く溶けていく。
ぐずぐずになって、境目も分からなくなりそうなほど。
「真野さん、お願い」
さんざん焦らされて、私はついに降参した。
「もう、つらい」
「まだだ」
私の胸を責め立てながら、真野さんが言う。
「いつも一瞬で終わるから欲求不満だったんだ。あの時の分まで、じっくり愛させろよ」
「でも、真野さんだって、つらそうです」
お腹につきそうなほど、反り立っているのに。
「つらいよ。でも、すぐイッたらもったいないだろ」
「そんなの、明日も明後日も、したらいいじゃないですか」
「そうか」
真野さんが顔を上げる。
「明日も明後日も、愛していいのか?」
何を今さら。
「一生、愛してくれないと、嫌です」
真野さんがコンドームに手を伸ばす。
手早く装着して、私の上に覆い被さった。
「挿れるぞ」
そう言って、私の中に押し入ってくる。
見下ろされて、顔を手で覆う。
「隠すなよ」
文句を言いながらも、強引に手をどけようとはせずに、真野さんはゆっくりと動き出した。
「ああ、気持ちいい……」
すぐに、甘い吐息が降ってくる。
指の隙間から、真野さんの表情が見える。
やっぱり、こんなの無理だ。
脳が沸騰しそう。




