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愛してるって言わないで  作者: Mariko
分からない
20/89

8

「ああ、クソ。気持ちいいな」

 最初から激しすぎて、私はすぐに果てた。

 あっという間に、興奮が引いていく。

 真野さんの動きが緩やかになったから、終わったのかと思って安心していると、再び大きく動き出した。


「そんな目で見るなよ」

 早く終わってほしくて、首を横に振りながら目で訴えかける私に、真野さんが動きを止めずに言う。

「最後にしてやるよ。だから、もう少し付き合え」

 引き抜いて、真野さんが今度は後ろから挿れてくる。

 もう、ぜんぶ苦痛なだけだ。


 真野さんはなかなか終わってくれなかった。

 自分がイきそうになると、動きを止めて、その代わりに私の敏感な部分を責めたてた。

「お願い、もう、やめて」

 何回目になるかわからない懇願に、真野さんは耳を傾けずに、突き上げてくる。


「真野さん、やだ、苦しい」

 こんなの、セックスじゃない。

「苦しめよ。解放してやるから」

「真野さんだって、ずっと、苦しそう」

「苦しかったよ。俺が今までどんな思いでいたか知らないだろ」

 知らない。

 真野さんのことを私は、何も知らなかったのかもしれない。

 

「なあ、あと3時間続けてみるか。そしたらまた、嫌がりながら俺を求めるお前が見れるよな」

 私の上で、ゆっくりと小刻みに出し入れしながら言う。

 出すのを我慢しているのか、眉間に皺が寄っていて、息が苦しそうだ。

「そんなことしたら、真野さんが壊れちゃうーーあっ」

 急に勢いよく奥まで突かれて、苦悶の声が漏れた。


「いつまでいい人ぶってんだよ、お前は」

 そう怒鳴ったかと思うと、片頬だけで笑った。

「ああ、でも、それも悪くないかもな。俺のが機能しなくなったら、お前も、満たされなくて、壊れて、お互い様だーークソ」

 荒い息をつきながら、真野さんは崩れるようにして、私の上に倒れ込んできた。

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