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灯火のあかり タイムスリップして母の初恋相手と恋しました?!  作者: ユキア


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第43話 監禁



連れ去られたあかりは鬼虎兄弟宅へと連れていかれた。あかりは椅子にくくられる。涙赤があかりに言う。


「灯火あかり。お前の中の灯火が必要だ。この世を滅ぼす為に!」


「そんなことさせない!どうしてそんなことしようとするの?!」



「お前に拒否権はない。」


「っ!」


「命が惜しければ従う事だな。」

☆☆☆☆☆

闇に包まれた事で怪我人が出た事で安全を守る為、生徒は下校するように指示された。

下駄箱では薫が帰ろうとしていた。すると雨が降る。


「……傘忘れて来たな。それにしてもあかりも葵もどこに行ったんだ……」

そんな薫の前に一人の少女が現れる。

「紫源薫。」


「?誰だ?」


「私は鬼虎雨。」


「鬼虎?ああ、転校生の?」


「私は青の妹。」


「で、青の妹が何の用だ?」


「貴方は私の王子様。」


「は?」


「灯火あかりに会いたい?」


「っ!あかりがどこにいるか知ってるのか?!」


「ええ。」


「どこにいるんだ?!」


「では、私と一緒に来てもらう。」


薫も雨につれて行かれてしまった。

☆☆☆☆


「この世を滅ぼすなんて手伝えるわけないじゃない!」


「強情な女だ。」


「涙赤ー、雨帰ってきたー!」


「雨、どこにいって……」


「あかり!」


「薫君?!」


「雨、どういうことだ?」


「彼は私の王子様。」


「……あー、また雨の王子様が始まったー!」


雷黄はあーあと、呆れている。涙赤はため息をつきながら言う。


「だが、ちょうどいいか。灯火あかり!その男がどうなってもいいのか?!」


「?!」


「言う事を聞かなければこの男を殺す。」


その言葉に薫とあかりは戦慄した。

「か、薫君は関係ないでしょ?!」


「そうはいかない。」


「っ!あかり!」



「2人を奥の部屋入れておけ!」

涙赤の指示に青は従う。

「わかった。」

あかりは御札付きのロープ、薫はロープで縛られ、隣の部屋に監禁されることになった。御札の効果で灯火は力を使えない。


「薫君、ごめんね。」


「あかり、これはどう言うことなんだ?わけがわからない。何故俺達は監禁されてるんだ?」


「それは……」


「”童が説明しよう。”」


「灯火様?!」


灯火は鬼虎兄弟が大昔村を追われた鬼との混血であり、自分達を差別した世界を滅ぼそうとしていると、説明した。


「なるほど。」


「……薫君、巻き込んじゃってごめんね?」


「いや、いい。お前の無事がわかっただけで十分だ。」


「”あかり!こうなったら色仕掛けで逃げるぞ!”」


「「は?」」


あかりと薫はその言葉に呆気にとられた。

「”今こそ3人もの男を虜にした力を解放するのじゃ!”」


「え、いや、あれは……」


「そんな事はしなくていい。あかりは俺のだからな。」


薫は少し不機嫌そうにそう言った。すると部屋に青が入ってきた。


「”今じゃ!薫の為にもやるのじゃ!”」


「え、う、うふ。」


「……」

あかりがウインクするも青はよく分からないという顔をした。

「無理だよーー!」


「灯火あかり。言うことを聞く気になったか?」


「……それは。あの、青君はどうしてこの世を滅ぼしたいの?」



「我らを差別した人間達に復讐する為だ。」


「……そうだよね。差別されて追い出されるのは悲しい事だよね。」


「……お前などに何がわかる!?」


「わからない。わからないけど、わかりたいと思ったの!」


「……」


青があかりに近づく。


「何故わかりたい?」


「貴方達を理解したいからだよ。」


「何故理解したい?」


「理解して話し合えば、分かり合えると思うの!」


「……バカなのか?そんな事は不可能だ。」


「そんな事ないよ!理解し合えると思う!」


「何も知らない癖に偉そうに言うな!」


「ごめんなさい。」


青は怒って出ていってしまった。


「あかり、無理するな。」


「うん。ありがとう。」


出ていった青はあかりの言葉に苛立ちを募らせるのだった。

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