第2話 タイムスリップ!
父の仕事の事で一旦実家に戻る事になったあかり。久しぶりのおばあちゃんの家に喜んでいると、何やらおじさんと母が怪しい話をしていた。そして、祖母からこの村の守り神の話しを聞く。あかりは祖母の話しで聞いた祠に行ってみることにした。村の中心部へと行くと、そこには立派な祠があった。あかりは手を合わせ、お祈りをする。すると、どこからか怪しい男が出てきた。
「そこの村人A、1つ手伝って欲しいことがあるのだけど、手伝ってくれるか?」
「はい?」
白髪で着物をきたその男は、怪しく見えた。
「どうしても協力者が必要なんだよ。来てくれない?ね?」
「えーと、内容にもよりますけど……何をすれば?」
「人助け!だよ!」
そういった瞬間時空が歪む。
「は?え?!」
気がつくと元の祠の前で倒れていた。
「いたた……」
「成功だね。お前にはこれからこの時代の学校へ行ってもらう!」
「はい?この時代って?」
「ここはさっきお前がいた時代の20年前なんだ!」
「は?」
つまり、私は怪しい男に騙されてタイムトリップしてしまったと?訳がわからない。怪しい人には近づかないのが一番だ。
「私、帰ります。」
「残念だけど帰れない。この時代でなすべきことを成さないとな!」
男の言い分は訳がわからない。
「とりあえず、学校へ行ってほしい。話は通してあるから。」
とりあえず、男の言う通り学校へ向かう事になった。
「貴方は一体なんなの?」
「我か?我は翡翠。この村の守護神だ。」
「は?」
目の前の男は神様を名乗る不審者でしかない。そんな男の言う通りでいいのだろうか?
「あ、制服に着替えさせてあげよう!」
そう言うと服が変身みたいに制服に変わる。
「すごい!本当に神様なの?!」
「そうだっていってるだろ?それより遅刻すると行けないから走って!」
「は、はい!」
と、走って行くと十字路で飛び出してきた人にぶつかってしまった。両者とも倒れる。
「いってて……」
「いたた……」
2人とも痛そうにしていた。
「あ、ご、ごめんなさい。急いでて……じゃあ」
そう言ってぶつかった少年は去っていった。
そしてなんとか遅刻せずに学校へと潜入する事に成功し、転校生として紹介される事になった。
「はじめまして、灯火あかりです。」
自己紹介をしているとふとさっき走って行った少年と目があった。どうやら同じクラスらしい。そして、その少年の隣に座るようにいわれた。
「あの、さっきはごめん。」
「いえいえ、こちらこそごめんなさい。」
改めてみると、少年は目の下にくまがある不健康そうな見た目だった。しかし、驚いたのは2人いることである。さっきの少年は双子だったらしい。こうして、20年前で入学を果たしたあかりだったが。学校が終わって帰ろうとした時、
「あ、私、帰るとこないじゃない!!」
「そうだな。」
いつの間にか翡翠様が隣にいた。そうだなじゃ、なーい!と、怒っていると、さっきの少年が声をかけてきた。
「あの、翡翠様その子知り合いなんですか?」
「葵、悪いがこの子を預かってくれないか?」
「ボクがですか?」
「そうなんだよ。重要な事を手伝ってもらっているんだが、住む所がなくてな。」
「翡翠様のお願いなら是非ボクの家へ。」
そうして、葵君の家まで案内された。そこは、20年後にボロボロだった家だった。
「ここが家なの?」
「はい。そうです。」
家に上げてもらってしばらくするとは双子のもう片割れが帰ってきた。
「兄さんおかえり。」
「ただいま。ん?客か?」
「それが、翡翠様のお願いで一緒に暮らす事になったんだ。」
「ふーん。」
「灯火あかりです。よろしくお願いします。」
そして部屋へと案内された。1人で部屋にいると、それにしても翡翠様は皆に見えるのだろうか?と、不思議に思った。
「いや、見えるのは葵とお前だけだ。」
「え?そうなんですか?」
「そうだ。まあ、これはおいおい知っていけばいい。」
そうして、1度目のループが始まってしまった。
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