表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灯火のあかり タイムスリップして母の初恋相手と恋しました?!  作者: ユキア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/53

第24話 協力関係


また、同居生活をすることになった。薫君とも葵君とも仲良くなっても何も変わらなかった。じゃあ、どうすれば、どうすればいい?思い悩むあかりの眼に彼がうつった。


「おい、葵!後で校舎裏な!」


いつも通りの灯籠の葵へのいじめを見てあかりは眼を輝かせた。もし、彼を変えられたら?そしたらなんとかなるんじゃないかな?放課後校舎裏にて、


「葵、遅かっ……?!」


「葵君は来ないよ!おじ、……灯火君!」

「灯火あかり?何の用だ!」


「葵君の代わりにきたの!」


「ふーん、女なんてなぶったところでつまらないしなぁ。」


「そんなにおか、……緑さんが好きなの?」



「!?」


「図星だね。」


「お前なんかになにが分かる!」


「わかるよ!好きなのに振り向いてもらえないんでしょ?だから薫君に似た葵君を虐めてる!」


「っ!うるさい!帰れ!」


「おじさん!私も協力するから!」


「は?」

あかりはもう限界だった。これ以上悲惨な現実を見たくなかった。だから、もう、例え自分が生まれなくなったとしても2人を救おうと考えてしまった。


☆☆☆☆☆


生徒会後、


「薫君ー!一緒に帰ろう?」


「ああ、別に構わなっ……!?」


「ちょっと待ったぁ!!」


緑が薫を誘って帰ろうとしていた所にあかりがやってくる。


「お前、葵と帰ったんじゃ……?」


「薫君を待ってたの!葵君には先に帰ってもらったよ!」


「?なんで俺を?」


「あー、いや、その、たまには薫君と帰りたいなぁ、て。」


「ふーん?」


「じゃ、薫君帰ろ!」


「ああ。」


「ちょっと!私が先にっ」


あかりは廊下に出ていたおじにウインクで合図を送った。


「緑さん!一緒に帰らないか?」


「灯火君!」


「薫は灯火あかりと帰ったし、夜道を1人じゃ、危ないだろ?だから一緒に帰ろう!」


「……わかったわ!」


それを聞いた灯籠の顔は明るくなった。翌日の昼休みのことである。校舎裏に2人は集まっていた。


「灯火あかり、お前のおかげで昨日は緑さんと帰れた。だが、全然心を掴めない。」


「うーん、好きな映画に誘うとかどう?」


「映画?」


「おか、……緑さん映画好きなんだよ。特に恋愛映画が大好き。」


「そうなのか、そんな事何故知っているんだ?」


あかりは適当にはぐらす。


「今度の休みに緑さんを誘ってみたらどうかな?」


「わかった!」


放課後生徒会室にて、薫がまだ生徒会室に来ていない時を見計らって灯籠は緑に声をかけた。


「緑さん、良かったら今度の日曜日に映画でも行かないか?」


「映画?なんの?」


「恋愛映画のチケットがちょうど2枚余っていて……よかったら一緒に行かないか?」


「ふーん、そう。……せっかくのお誘いだから行こうかな。」


「っ!!ありがとう!緑さん!」


そこに薫がやってきて生徒会の会議が始まった。


翌日の昼休みも2人は校舎裏で作戦会議をする。


「映画には誘えたがうまくいくだろうか?」


「ポップコーンはキャラメル一択だよ!」

「なるほど。他には?」

灯籠はすかさずメモする。


「うーん、おか、緑さん甘い物がすき見たいだからカフェでお茶するのもありだよ。」


「なるほど。わかった!行ってみる!」


☆☆☆☆☆


約束の時間になった。緑は少し遅れ気味でやってきた。


「お待たせ、灯火君!」


「緑さん、行こう。」


2人で映画館に入っていった。あかりはそれを影から見守っていた。ポップコーンのキャラメルを買って映画を見にゆく。映画のクライマックスで緑が泣いていると、灯籠はハンカチを渡した。映画が終わると今度はカフェにいく。


「僕はアイスコーヒーで。」

「私はこのパンケーキ!」


2人は注文の品が来るとさっそく飲んで、食べた。


「このパンケーキ美味しい!」


「喜んで貰えてよかったよ。」

カフェから出るともう夕空だった。


「今日はありがとう。楽しかったよ。」


「こちらこそありがとう。灯火君。」


夕焼けの中、いい雰囲気になる。灯籠は思い切った。


「緑さん!好きです!!付き合ってください!!」


「っ!ごめんなさい。」


「へ?……」


「私、好きな人がいるの!じゃあまた学校で。」

緑が去っていくとあかりは叔父に駆け寄った。


「……なんだよ。笑いにでも来たのかよ。」


「違うよ!」


「慰めなんていらない!僕はっ!」


「灯火君。大丈夫っ!きっと灯火君にも素敵な人が現れるよ!」


「そんなわけ……」


灯籠は眼の前の存在を改めて見る。


「灯籠叔父さん元は結構いいと思うんだけどなぁ。」

そう言ってあかりは叔父の顔をまじまじと見る。灯籠は決めた。


「じゃあ、お前が僕と付き合え!」


「……は?」

評価、感想、ブックマーク等お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ