第13話 プール
「翡翠様!こんなの着れない!!」
「いいじゃないか!ビキニ!可愛いだろ?」
「は、恥ずかしいよ!」
あかりに用意されたのはセクシーな白のビキニだった。
「無理だってば!!」
「仕方ないじゃあこっちのマイクロビキニを……」
「着れるかっ!」
ツッコミを入れて渋々白いビキニを着ることにしたあかり。恐る恐る、薫と葵の元へと歩いてゆく。あと少しで2人に合流できると言う時である。
「ねぇちゃん可愛いな。俺たちと遊ばねぇ?」
「その水着似合ってるなぁ!俺らと遊ぼうぜ?」
ヤンキーに絡まれてしまった。
「あ、いや、その、私、待ち合わせで……」
「いいじゃん。遊ぼうぜ?」
なんていって肩を触られる。
「いやっ!」
あかりが手を払うとヤンキー達は目の色を変えた。
「あ?何だよ。ちょっと触っただけだろ?」
怒るヤンキー達、そこに
「おい、何してる?」
薫がやってきた。
「いくぞ。」
薫はヤンキー達を無視してあかりの手を引き葵の元へ行こうとした。
「あ?てめぇ、俺たちを無視していくんじゃねぇ!!」
ヤンキーの一人が薫を殴ろうとする。薫はそれを避けてヤンキーを
投げ飛ばした。
「なんだこいつ!ふざけんな!」
薫によってもう1人も投げ飛ばされる。
「で?まだ文句あるわけ?」
「な、ないです!!」
ヤンキー達はそのまま逃げていった。
「薫君!ありがとう!」
「……お前、その水着似合ってないぞ。」
「は?!え?!」
葵も2人の元へかけてきた。
「わぁ、あかりさん。その水着。」
「薫君が似合ってないって言うんだけど!!」
「へ?」
「別に水着なんてなんでもいいだろ。いくぞ。」
「何よ!もう!」
「兄さん、きっと、あかりさんが心配なんですよ。」
「へ?」
「あんまりにもあかりさんが綺麗だから似合ってないなんて嘘ついたんです。他の人に見せたくないから。」
「っ!?」
2人は薫を追った。3人で泳いで遊んでいると流れるプールであかりは2人とはぐれてしまう。
「嘘……」
さらに困ったことにいつの間にか水着が流れていってしまっていた。なんとか水に浸かって手で隠すが動けない。
「ど、どうしよう!」




