第5話 親子で相談する
くまぴーについて親子でどうするか相談します。
ママはひまりちゃんの部屋をノックしました。中からはくまぴーとおしゃべりするひまりちゃんの楽しそうな声が聞こえます。
「あのね、ひまりちゃん。くまぴーはサンタさんから来たんだけど、もしかしたらずっとは一緒にいられないかもしれないの。それでもいいかな?」
「えーやだ!だってひまりのくまぴーなんだもん。ずっと一緒にいるもん。」
むきになって抱きしめるひまりちゃんにくまぴーは「うっ、苦しいよ・・・・」とバタバタしています。
もし誰かが取り返しに来たらまたその時に説得すればいいかと諦めてママは今後について相談する事にしました。
「ねえひまりちゃん。くまぴーはお話もできて動くこともできるすっごいクマなんだけどそのことはお友達とかに秘密にできるかなぁ。もしみんな知ったら見にお家に来ちゃうし、みんなに欲しいとか言われたら困るでしょ。テレビとかまで来たらもうここで暮らせなくなるかもだし・・・」
「それは嫌!引越ししたくないしくまぴーと離れたくない。」
「じゃあお友達にはくまぴーを会わせるのはやめてくれる?それとパパも急に知ったらびっくりしちゃうからくまぴーのこと徐々にお知らせしようと思うの。だからくまぴーもしばらくはパパの前では話すだけで動かないでいてくれる?お話だけなら他のお話するぬいぐるみもあるしSIRIとかもあるから多分平気でしょ。」
という事でくまぴーの秘密は当分ひまりちゃんとママだけにすることになりました。