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うちのくまぴー ~うちのぬいぐるみ動くししゃべります  作者: MARIKO.M
第五章 赤ちゃんのいる生活
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第8話 れおちゃんとくまぴーの動物園(後)


次にお猿さんのコーナーに来ました。

ひまりちゃんたちが近づいて行くと猿たちは大騒ぎになりました。

叫ぶだけでなく猿たちは檻のなかにある物を投げつけてきます。


くまぴーはびびってベビーカーの中で小さくなっています。

ママは慌ててベビーカーの日よけを下ろしてれおちゃんとくまぴーを守りました。

急いでお猿さんのコーナーから離れます。


飼育員の人たちが何事かと集まってきました。

「何があったんですか?」と聞かれました。

パパが「猿たちが私たちが近づいたら急に騒いで物を投げ出したんです。人が来るといつも騒ぐんですか?」と聞きました。

「いえ、普段は人に無関心なんですが・・・たまに誰かが石を投げたりすると大騒ぎになったりするんです。」

ママは「私たちは何もしてませんよ?」

飼育員さんは首をかしげつつ、みんなにケガがないか聞いて立ち去りました。


「私たちなんでサルに物を投げられたんだろう。何もしてないのに!」とひまりちゃんはプンプンしています。

「猿たちの機嫌がたまたま悪かったのかしらねぇ?」とママは言いました。

「じゃあ広場に行ってお昼にしましょう。」とママは言いました。



広場の芝生の上にシートをひいてお弁当を開けます。今日はママは張り切って二段になったお弁当箱にいっぱいおにぎりとおかずを詰めてきました。

れおちゃんはまだ離乳食しか食べられないので、ママは入れ物にはいった離乳食を取り出しました。。

「れおちゃんもみんなと一緒に食べたいよねー?」とママはスプーンにちょっぴり乗せてれおちゃんのお口に入れました


れおちゃんはご飯とミルクで眠くなったようで、お昼寝を始めました。

ママは日よけを深く下ろしてお昼寝できるようにしました。

「くまぴーは外見たいならベビーカーから出る?」とママは尋ねました。

「動物怖いからこのままれおちゃんと隠れているよ」と小さく答えました。


帰り際ペンギンのところを通りました。

「れおちゃんペンギン好きだから見せてあげようよー」とひまりちゃんが言いました。

「もう起きたかしらね?」と、ママが日よけをあげるとれおちゃんがお目々をあけていました。

「れおちゃーん、ペンギンさんだよー」とひまりちゃんが指を指すと、れおちゃんもじーっとペンギンを見ていました。

でもぺんぎんたちも近くに集まってきてれおちゃんのことをじーっと見つめています。


パパがれおちゃんをベビーカーから出してもっとよく見せてあげようと抱っこして柵の方に近づいていきました。

でもペンギンたちはれおちゃんではなくベビーカーを見たままです。

どうやら彼らはくまぴーを見ていたのでした。ペンギンの視線が集まっているのに気がついたくまぴーはびっくりしてベビーカーに乗せてある膝掛けの下に隠れるのでした。


見た目はただのくまのぬいぐるみにしか見えないのに、動物さんたちはくまぴーに気づいてしまうようですね。

ママは「ピアノの先生のワンちゃんだけでなく他の動物もくまぴーに気づくのね」と嘆息しました。


ネタが尽きてきたのでここで一度完結にします。また思いついたらぼちぼち追加を書くかもですが、ここまで拙い作品をお読みいただき誠にありがとうございました。

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