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うちのくまぴー ~うちのぬいぐるみ動くししゃべります  作者: MARIKO.M
第四章 くまぴーと新しい出会い
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第5話 ママの異変


最近の朝食はかなり手抜きになっています。パパは元々平日の朝はパンと飲み物しか要らない人だったのですが、ひまりちゃんも同じメニューになっています。もちろん、パン以外にもヨーグルトとかフルーツとかはあるのですが料理したものがありません。


「最近ママのご飯手抜きじゃない?」とひまりちゃんは文句を言いました。

ママはちょっと困った顔をして「ごめんねー自分が食欲ないから作る気持ちが起きなくて・・・」と謝っていました。


その日ひまりちゃんが学校から帰ってきたらママはリビングのソファーに寝ています。「ねえママ病気なの?」と聞きました。

「ううん、病気ではないんだけど・・・」とママは起き上がらずに答えます。


夕ご飯はレトルトカレーでした。ママはマスクをして料理しています。

「ママ、風邪ひいたの?」

「うん、そんな感じかな。」

ひまりちゃんが食べ終えてもママは食べようとしません。

パパが帰ってきても同じでパパにだけレトルトカレーを出してそのままお風呂に行って寝てしまいました。


翌朝は土曜日なのでひまりちゃんはのんびりリビングでSNSを見ています。

(お腹すいたなー)「ママ起こしてこようっと」と二階にあるパパとママの寝室に行きました。

くまぴーを抱えて二人の寝ているベットの上にジャンプして飛び乗ろうとするとパパが気づいて飛び起きました。


「ママの上に乗っちゃだめだ!」と滅多にない大声でパパが言いました。

ひまりちゃんがパパの大声にびっくりして固まっているとパパは「ママは調子悪くて起きれないんだ。土日はゆっくり寝かせてあげよう」と言ってひまりちゃんたちを連れて下に降りていきました。


今朝はパパが朝ご飯を作ってくれました。ちょっと焦げた目玉焼きとパンに(やっぱりママのご飯を食べたいなー)と思うひまりちゃんなのでした。


ママは病気なんでしょうか?なんだか変ですね。

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