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うちのくまぴー ~うちのぬいぐるみ動くししゃべります  作者: MARIKO.M
第三章 くまぴーのひみつ
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第10話 衝撃の翌朝



パパは普通に起きていますがピアノのお部屋でテレビを見ています。

ひまりちゃんも学校がないからのんびりだらだらしています。


週末は三人で一緒に朝ご飯を食べます。今日はホットケーキの日です。

「ごはんできたよー」とママが二人を呼びました。

ひまりちゃんは「ホットケーキだ!やったー。」と喜んでいます。バターとメープルシロップをたっぶりかけておいしそうに食べています。


パパは黙って食べていますがいつものことなので誰も気にしていません。

(パパは日頃からとっても無口な人なんですねー。「ただいま」も大きな声で言う人だったらママたちも先に帰宅に気づいたかもしれませんが・・・)


朝ごはんの後まったりしているとくまぴーが通常サイズで階段から降りてきました。

でももふもふな足なのですべって残り三段くらいのところで滑り落ちました。

ダイニングのパパの席からはよく見えたようで「あっ」と叫び立ち上がりました。


でもくまぴーはもふっとお尻で床に着地して「へへっ、滑っちゃった」とのんきに言いました。

「危ないから気をつけてー」と言いつつひまりちゃんはくまぴーを抱き起こしてそのままリビングのソファーに置きました。

くまぴーは昨日パパに踊って騒いでいるのを見られたのでもうパパにもいろいろ隠さなくても大丈夫だと思っているようです。


朝ご飯の後黙って一人でお出かけしたパパはどこに行ったのかと思ったら、ホームセンターで階段の滑り止めを買ってきたようです。階段にもともと手すりはちゃんと付いているのですが、なんせくまぴーはもふもふお手々なので上手くつかめないようです。


パパはさっそく買ってきた透明な滑り止めを階段に黙々と貼っていました。

くまぴーの安全も考えてくれるなんてやっぱりパパは優しいな~と思うママでした。

くまぴーもパパの保護対象になったようですね。


第3章はこれで終わりです。ようやく家族みんながくまぴーの秘密を(全部じゃないけど)知りました。ママもパパに隠さなくて済むようになって一安心です。

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