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うちのくまぴー ~うちのぬいぐるみ動くししゃべります  作者: MARIKO.M
第三章 くまぴーのひみつ
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第8話 パパは静かに帰宅する

パパがとうとうくまぴーの秘密を知ってしまいます。

とても「普通の人」であるパパはどうするのでしょうか・・・。


ひまりちゃんたちは先に夕ご飯を食べてリビングにいます。

テレビで音楽番組をやっていてひまりちゃんとくまぴーはノリノリで歌いながら踊っています。

するとパパが玄関からリビングに入る戸を開けて静かに入ってきました。


いつも「ただいま」を言わない無口なパパの帰宅にひまりちゃんもくまぴーも騒いでいて気づきません。ママもキッチンで作業していて気がつきませんでした。

キッチンとダイニングのある部屋は窓があってお家の駐車場が見えます。

いつもならママはパパの車が駐車場に入ったことに気がつくとすぐくまぴーとひまりちゃんに注意するのですが・・・。


パパは楽しそうに歌って踊っている娘とくまぴーをただ見つめるだけでした。


くまぴーはふと近くにパパが立っていることに気がつきます。

「パパさん、お帰り~」と声をかけました。

「えっパパ帰ってたの?」とママが大慌てでキッチンから出てきました。

ひまりちゃんも(パパにバレた?と)少し焦っています。

それでもパパは呆然と立っています。


ママは「パパお帰りなさい。まずはご飯の前に着替えないと・・・」とパパを二階に連れて行きました。

パパはまだ放心状態でママに背中を押されて階段を上ります。

夫婦の寝室に入り、入り口の戸を閉めてパパを着替えさせます。

それでもまだ何も言わないパパにママは(気持ちが落ち着くまでそっとしておきましょう)と先に下に降りてパパの夕飯の支度をするのでした。


ひまりちゃんは自分のお部屋にくまぴーを連れて行きお風呂に入って寝てしまいました。

(最近くまぴーは小さくなって一緒にベッドに寝かせてもらえるようになっています)


長い時間がたってパパは一階に降りてきました。ママは改めてご飯を温めなおし、パパはいつものように無言でご飯を食べお風呂に入りテレビをぼおーっと見つめるのでした。


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