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うちのくまぴー ~うちのぬいぐるみ動くししゃべります  作者: MARIKO.M
第三章 くまぴーのひみつ
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第6話 くまぴーひまりちゃんを助ける

くまぴーのまたすごい能力が明らかになります。


お昼ご飯の後もお店を少し楽しんで二人は帰ることにしました。


亜紀ちゃんのお家の前でおしゃべりしています。

(女の子のおしゃべりは長いな~と眠くなったくまぴーは思いつつ聞いています)

夕方少し暗くなってきました。

「あっ、暗くなってきた。ママに怒られちゃう」

亜紀ちゃんにバイバイして自転車で帰ります。


「くまぴー遅くなっちゃった。急いで帰るよ!」ひまりちゃんは自転車を飛ばします。

薄暗くなった道を自転車で飛ばすとガタンと大きく自転車がはずんで倒れました。

「ぎゃー!!!」

大きなへこみがあったのに気づかず、そこにはまって横に倒れました。リュックもかごから飛び出しました。

「いたーい」

「ひまりちゃん大丈夫?」とくまぴーは小さな声で聞きました。

ひまりちゃんは返事もせず泣いています。


「待ってて。ママ連れてくる」

くまぴーは突然消えました。


その頃ママは夕ご飯を作りながらひまりちゃんたち、遅いわね-と思っていました。

すると突然目の前にくまぴーが小さいまま現れました。

「ママ、ひまりちゃんがけがして泣いてる」

「えっ?どうしたの?交通事故?」

「自転車で走っていて転んだの。ひざから血が出てる。」

「今すぐ行くわ。」


大急ぎでコンロの火を消して、お出かけ準備をします。車のダッシュボードにくまぴーを乗せて走り出します。

「くまぴー場所はわかるの?」

「亜紀ちゃんの家から帰るところでパン屋さんの近くだよ。」

「わかったわ」

パン屋さんの駐車場に駐めて、ひまりちゃんを見つけました。


ひまりちゃんはなきべそをかいています。

「ひまり、大丈夫なの?」

「ママ、痛いよ。」

膝から血が流れています。ママは持ってきた包帯で巻きました。

「車まで歩ける?」

「うん」

ママが支えながら車に乗せました。ダッシュボードにはくまぴーが乗っています。

「ひまりちゃん、もう大丈夫だからね」

「くまぴーがママを呼んできてくれたの?」

「うん、跳んでいってママを連れてきた」

「くまぴーありがとう。助かったよ」


ママはひまりちゃんの自転車を車の後ろに乗せています。

後部座席を倒してなんとか自転車を詰め込みママも運転席に戻ってきました。

「ひまりちゃん、足の他に痛いところ無い?頭は打ってない?」

「うん、足だけ。てのひらも少し痛い」

よくみると手のひらからも少し血がにじんでいます。

「グーパーできる?」

手を握ったり、開いたりします。

「骨折とかはなさそうね。じゃあお家に帰りましょ」

お家に戻ってけがの手当をしてもらってお夕飯を食べました。


ママからは暗くなると危ないから明るいうちに帰るようにと怒られました。

怒られたくないから急いで帰ったんだけど・・・けがして痛いしやっぱり怒られるしさんざんだなと思ってしまうひまりちゃんでした。



くまぴーって何者?なぜか転移ができるみたいです。すごいですね。


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