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うちのくまぴー ~うちのぬいぐるみ動くししゃべります  作者: MARIKO.M
第三章 くまぴーのひみつ
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第3話 はじめてのおでかけ (後)


朝は起きてホテルで昨日コンビニで買ったご飯をそれぞれ部屋の中で食べています。

「今日はどうする?」とパパが聞きました。

ひまりちゃんは「お友達にお土産も買いたいしショッピングしたい」と返事しました。


街中の大きなショッピングモールに行きました。くまぴーもかばんに入ったままお買い物に行きます。

今日はママの大きめのトートバックに入って上が開いているのですきまからじっと外を見ています。

ショッピングモールに着くとパパとママとひまりちゃんたちは別行動にしました。


ママたちはいろいろ見て回り、疲れたのでアイスを食べながら休憩することにしました。

ひまりちゃんの食べるイチゴアイスをくまぴーはじっと見ています。

「くまぴー食べたいの?」

こくんとくまぴーはうなずきました。


ひまりちゃんはアイスをスプーンにとってそっとカバンの中にいるくまぴーに差し出しました。

その時アイスがスプーンからポロッと落ちてくまぴーのおなかの上に乗ってしまいました。

「きゃー」とママが叫びます。慌ててアイスをティッシュで取りカバンを持って一人でトイレにダッシュしました。(ひまりちゃんはそのまま座ってアイスを食べています)


トイレの洗面所でハンカチを濡らし残ったアイスを拭き取ろうとすると

「ママ、大丈夫だよ。」

『きれいになーれ』とくまぴーが言うとアイスの跡がさっと消えてきれいになってしまいました。

「えっ今の何?」と驚いた後すぐに周りをキョロキョロ見回しました。

幸いトイレには誰もいなかったようです。

「くまぴー自分できれいにできるから大丈夫なんだよ」とご機嫌に答えました。


その後パパとも合流して自分たちにもお土産を買い帰途につきました。

ママはいつもと同じ旅だけどくまぴーのことをあれこれ心配してかなり疲れたので車の中で爆睡してしまうのでした。



無事はじめてのおでかけから帰ってきました。ママはお疲れです。

でもおでかけを楽しんだくまぴーはきっともっとおでかけをすると思います。


パパは小さくなったくまぴーをひまりちゃんがたくさん持っているぬいぐるみの一つだと思って、くまぴーが小さくなっているとは全く気づいていません。

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