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道程
いつの間にか歳は暮れゆく
今年もまた 聖なる樹が掲げられて
光の満ちた季節がやってくる
いつの間にか年は過ぎて
曖昧な自分を嘲笑いながら
雪道をゆく
いつかは記憶は色褪せ
思い出だけが過去を彩る
出会っては別れていく
人の流れに この世の無常を感じて
ただひたすらに
過去に生きてきた
いくら着飾っても 美しくなんてない
醜さが際立つだけ…
心寂しくて
何時になったら 終止符を打てるの?
この旅に
その先に何が残されているの?
何もかもがもう、何もわからない
血塗られた記憶引きずって
どうすればいい…
教えて…
生きる意味を
いたずらに今を生きて
矛盾だらけの
心抱きしめて
何時になれば終わりが来るのだろう
虚しいだけのこの命に
解放という名の 終止符を打ちたい
まだ君の声が聞こえる
狂気に満ちた
この心の片隅に
それが
自分が生きてきた証
まだ生きたい
もうたくさんだ
相反する二つの気持ち
今も抱きしめて
何が辛いとかじゃない
解放されたい
汚れていく記憶から
分裂していく自我を
嘲笑う
第三の眼差し
どれが本当の自分なのだろうか
偽りの顔を演じて
何もかもを失っていく
それが自分か?
今もさ迷い歩く
本当の自分を探して…