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第7話
神主が動揺していると、今や封印されてしまった龍神様の像が激しく共鳴し合い互いに反応している。
神主
「(ば、バカな・・・。封印されとるはずじゃぞ?)」
神主
「いやいや、理由は何にせよ満を持してこやつらの活動が再びその時を迎えたという事なのかのう。」
神主
「・・・(さすがは龍の神様、というところか。)」
ガタガタ
ガタガタガタガタ
ガタガタ
神主
「(まぁ、今は良しとしよう。)」
神主
「本当に戻らねばならない居場所が何処なのか。」
神主
「長らくこの神社を管理していたが、どうやらもうその役目も今日で終わるようじゃな。」
神主
「随分と楽しい一時だった、と言えるだろう。」
神主
「じゃが同時に悲しいと思うのも避けられんか。」
神主
「でもそれが、お前さん達の出した答えか。」
神主
「フォッフォッ。ならば行くが良い。」
神主
「そして我が使命を賭し、主と共に永遠に在れ。」
続く