第41話
一方、双龍神社では。
フレイ
「俺たちが会話できるようになって、数時間が経過したわけだがあれから変わった事は無いか?」
シャドウ
「いや、特には。」
シャドウ
「問題なく龍状態を維持できてるし、見た目的には何が変わったという事も見られねえからな。」
シャドウ
「まぁ、普通に会話できるという点さえ除けば。」
フレイ
「そうか。いやな、少し気がかりだった。」
シャドウ
「って言うと?」
フレイ
「人の言葉を理解できるようになって、龍神として崇拝される存在で在り続けられるのかって。」
シャドウ
「人々の見る目が変わる事を恐れた・・・と?」
フレイ
「確かにそういう部分もある。けどさ、俺たちは今まで神様として見られていたはずだろ?それが急にひょんな事から言葉を話せるようになったんだ。」
フレイ
「これまでは咆哮だけだったのに、いつの間にか人の言葉を理解した存在になっていたからだ。」
フレイ
「もちろんこれはこれで喜ばしい事だ。」
シャドウ
「だったらそれで良いじゃねえか。言葉を話せるようになったからって俺たちは何も変わらない。」
シャドウ
「今まで通り、この神社を見守るだけだろ。」
フレイ
「いや、その神社が跡形もねえだろ・・・。」
フレイ
「散らばった欠片すら見つかってねえし。」
シャドウ
「それはまぁ・・・な。だとしても神として長年と崇拝されてきた俺たちが世間体を気にするようなら神社の守り神として情けねえ存在になるだろ?」
シャドウ
「忘れたのか?俺たちは人を導く存在。」
シャドウ
「その役目を請け負い、俺たちはここに居る。」
シャドウ
「思い出せフレイ。主の・・・言葉を。」
シャドウ
「俺たちを作り出し、共に歩んできた日々を。」
フレイ
「日々・・・。主と、共に生きてきた道、か。」
シャドウ
「神様なら手本になるべきだろ?俺たちが守り神としてこの時代の行く末を見届けるって約束だ。」
シャドウ
「そう、俺たちはドラゴンであっても〜匹とかで数えられるペットの存在じゃなく、神様として。」
シャドウ
「そして人と同じように生きてきた龍神、だ。」
フレイ
「ドラゴンであってもペットじゃねえ、か。」
フレイ
「人として生きた、2人の・・・龍神。」
続く




