表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/42

第31話

その夜の事だった。



カァー カァー


シャドウ

「(またかよ。今日はやたらと夜鳴きカラスが出没するがこれは何かの前触れだとでも言うのか?)」


シャドウ

「(だとしたらこいつは・・・、俺たちを長いこと監視し続けていたあの神主が怪しいんじゃ?)」


シャドウ

「(待て。そう決め付けるには証拠が不十分っつーかそれはそれで決め手に欠けるってもんだ。)」


シャドウ

「(フレイ、お前はこれをどう感じているんだ?)」


シャドウ

「(いや、ドラゴン同士の意思疎通という上等テクニックは今のところ俺だけしか使えねえか。)」


シャドウ

「(とは言えおちおち寝てられねえぜこの状況。)」


チラッ チラッ


フレイ

「(どうしたんだシャドウの奴?なんて言うかさっきから妙にチラチラと周りを気にしてるけど。)」


フレイ

「(あ〜、カラスがうるさくて寝られないのか?)」


フレイ

「(でもカラスだって鳴きたい時はあるし、それを俺たちがどうこう言える筋合いも無いし。)」


フレイ

「(ましてや大声なんか出せねえしなぁ。こんな時間帯に吠えたら近所迷惑になってしまう。)」


シャドウ

「(そんな悠長な事を言ってる場合じゃねえ。)」


シャドウ

「(あ〜くそ!どうにかして伝えられねえか?)」


キョロキョロ


フレイ

「(なんだ?今度はキョロキョロし出したぞ?)」


フレイ

「(本当に今日のあいつは落ち着きねえなぁ。)」


シャドウ

「(だからそんな事を言ってる場合じゃねえ!)」


ザッ


フレイ

「(あ、あれっ?シャドウ、起きようとしてる?)」


フレイ

「(う〜ん、やっぱり眠れねえのかなぁ?)」


シャドウ

「(なっ!? こ、この能天気野郎がァ・・・。)」


シャドウ

「(ちったぁ、危機感持ってっつー話だよ!)」



続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ