第22話
その頃、息子の父親と思われる人物が少しずつ消えそうになっている物静かな双龍神社では・・・。
シュウウウウ
誠
「おっと、どうやらそろそろ時間のようだな。」
影丸
「お前・・・、いや、父さん。消えるのか?」
誠
「っ!あぁ〜、これは現実なのか?とうとう影丸が俺の事を実の父親として呼んでくれたじゃないか。」
シャドウ
「(へぇ・・・。消えそうになったこの絶妙なタイミングで目の前に立っている人物を父と呼んだか。)」
シャドウ
「(これは父親にとっては嬉しい事だよな。)」
誠
「影丸、お前・・・、俺が父さんだと分かるのか?」
影丸
「いや、正直まだよく分からない。でも、こんな俺の事を本気で気にかけてくれる人間なら家族または友達と呼ぶに相応しいそんな存在なんだろうかと。」
シャドウ
「(こいつ、なかなか学習能力の方が高いな。)」
シャドウ
「(こんな短時間で認識できるようなもんなのか?)」
シャドウ
「(まぁ何にせよ、こいつの学習能力は俺やフレイよりも遥かに上と言い切っても違和感ねえレベル。)」
フレイ
「グ〜、グ〜・・・。」
シャドウ
「(つうか寝息を立てるな!良いところだろ!)」
シャドウ
「(あ〜もうクソ・・・。こんなところで怒っても仕方ないけど良い場面だってのに静かにしろよな。)」
シャドウ
「(ともあれ、こう見えてもフレイは俺より静かな方だから寝てる時もだいぶ気を付けてるんだろうな。)」
フレイ
「グ〜、グ〜。」
シャドウ
「(フレイ・・・、まぁ良い夢でも見ろよな。)」
影丸
「ドラゴンの寝息ってやつ、初めて聞いたなぁ。」
シャドウ
「(つうか、ここまで話せるこいつは何者だ?)」
誠
「そうだな。しかし影丸、もうこんなレベルまで話せるようになれるなんて父さんビックリしたぞ。」
続く




