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第14話
その頃、双龍神社では・・・。
シャドウ
「(チッ、結局あれから一言も喋らなかったか。)」
ギロッ
フレイ
「(うん・・・、やっぱり睨まれてるよね俺。)」
フレイ
「(って言うか夜なのに俺の姿が見えてるのか?)」
フレイ
「(くそ〜。体全体が白いから光って見えねえよ。)」
シャドウ
「グッ・・・?」
フレイ
「グゥゥゥ・・・。」
シャドウ
「(なんだぁ白龍の奴?俺の方ばかり見やがって。)」
シャドウ
「(いやまぁ此処に居んのは俺だけだし、他に見るものが無いから仕方なく見てるんだろうけど・・・。)」
シャドウ
「(それにしたって、あいつは今暇なんだろうか?)」
シャドウ
「(今なら話す事が出来るってのに、なんつーかお互いに譲れねえ精神があまりにも強くて終わらねえ。)」
シャドウ
「(せっかく話そうと思ってたのに、これじゃあどちらかが折れるまで競い合うって感じになりそうだな。)」
フレイ
「・・・。」
シャドウ
「(はぁ・・・。考えるのやめた。明日話すかな。)」
続く