第13話
水神様
「まぁ安全っちゅうか、お主が無理に結果を出そうと頑張って体を壊したら元も子も無くなるからのぅ。」
???
「その作戦には、俺の力が必要不可欠だと?」
水神様
「そうじゃ。忘れてはおらんか?お前さんが戦えるようになったのはワシがその願いを叶えたからじゃ。」
水神様
「お前さんの守りたいという熱い思いに負け、仕方なく戦える力を授けてやったあの時の事じゃよ。」
???
「もちろん、その願いを聞き入れてもらったからこそ今の俺があるわけですし水神様には感謝ですよ。」
グッ
???
「でも、今回の作戦が上手いこと成功すれば今よりもっと多くの命を助けられる事が可能なんです。」
???
「だから俺は、その可能性に賭けてみたいんだ。」
???
「たとえあなたが駄目だと強く言っても、今の俺じゃなきゃあいつらの事を守ってやれないんですよ。」
水神様
「お前さんの気持ちも分かるがのぅ・・・。」
???
「それに俺は一人の人間であり今は戦士なんだ。」
???
「今さら逃げるとか考えちゃいねえし、男としてみすみす引き下がれるかって話なんですよ結局は。」
水神様
「確かにお前さんの実力はわしも認めておる。」
水神様
「だが決して自惚れるでないぞ?伝説の騎士になったからと言って調子に乗っていればいつか死ぬ。」
???
「それを言うならレジェンドナイトって言ってくれませんかねとさりげなくお願いしてみるんですけど。」
続く