作中ワード解説:年表 その2
・エス・マール
大陸の北西に位置する都市国家。
元々は人間の王族が治めていたが、新世歴元年から数年前に魔人『エルダリーチェ』がこの国へ来て制圧ーーーというよりも城内に堂々と居座られ、その暴食と以前よりも頻繁に魔王軍が来襲するようになったため王族がオルティガ国へ避難し、現在に至る。
国主は魔人エルダリーチェ女王と、その夫で国王で料理長である『ラスティ』国王
農業など食糧生産が盛んで、エルダリーチェが国を治めてからは更に力を入れている。
それ以外だと自動車機械の生産が盛んだが、鉄道・船舶・飛行船の開発は他国より遅れている。
土地の位置関係から北の魔王軍の侵攻を抑える役割を持っている(割には戦力をエルダリーチェ頼りにしているので軍事力は他の国家より低い)。
・魔人・エルダリーチェ
北西の国家エス・マールを支配している魔人。 破壊神とも。 女性。 (本作のチート枠)
ある時、世界にポツンと現れ本能のまま行動し、その中で訪れたエス・マールの王城で、当時料理人として働いていたラスティの作る料理と彼を気に入り城内に居座るが、いつの間にか図らずも国を治めていた。
その性格は自由奔放で楽天家、大抵のことは食欲か武力で解決出来ると思っている。
凄まじい大食乙女であり(エス・マールを元々治めていた王族が国外へ自主避難した原因にもなっている)、国内で食糧生産に力を入れているのはそのためである。 それでも足りないため、自身の力で品種改良した食用の魔獣を畜産したりしている。
その戦闘能力は凄まじく、機械人戦争の際には、一撃で侵攻軍の3分の2が消滅している(最初からそうしなかったのは戦力温存と様子見のため)。 この圧倒的な力を前にエス・マール国を敵にする国家は、せいぜいゴモドラ国か魔王軍くらいしかいない。
・エス・マール現国王 ラスティ
エス・マール国を現在治めている国王であり、宮廷料理長であり、エルダリーチェの夫。 男性。
元々は王族ではなく、貧民街出身の平民であり、学のない所得の少ない貧民相手に限られた食材で料理を作って生計を立てていて、その料理の腕を買われ王城就きの料理人になったことで運命が動きだす。
国に来襲したエルダリーチェが彼の作る料理を気に入り、王城に居座るようになり、気が付くと自分は王様に、魔人は女王で自分の妻になっていた。
国王としての経験は全くないが、とりあえず自分の横にいる魔人のためと、国民の就労問題をこなすため農業と自動車生産の拡大を指示したり、学校建設の際には、仕事に就けなくても生きていけるように農業と料理を必修科目にしたりなど、貧民目線での改革が評価されている。
高い料理スキルを有しており、城内の食事と自国で開催される他国との会食の料理は彼が作っている。
国の代表なので同盟の集まりにはエルダリーチェと共に参加しているが、あまり行きたがらない。
・グランド・パシフィック
大陸の北東に位置している貿易都市。
外海からやってくる他国の船を相手に貿易を行っており、高い利益を上げている。
都市内には貿易の品の積み下ろしや客船を着ける港はもちろん様々な商業施設の他、船舶の造船・修理設備など機械関連の施設も多い。
そのためゴモドラ国が存在していた時は度々狙われ、オルティガ国(のちに同盟軍)からの駐留部隊がいる。
領主は3代目『アークマリン』。
土地の位置関係から北の魔王軍の侵攻を抑える役割を持っている。
・3代目アークマリン
外海との貿易で利益を生み出している貿易都市グランド・パシフィックを治めている貴族のアークマリン家の3代目当主。 男性。
容姿端麗でおとなしい性格だが、双方の利益になるなら魔族とも取引を行うという胆力があり、友好的な魔族と密かに、しかし積極的に交流している。
実は、新世歴元年の時点で魔族のサキュバス族の娘と結婚しているが、魔族の立ち位置から表沙汰には出来ないため、時が来るまでは貴族の娘と偽っている。
・運河の町
山から流れる3本の大きな運河、その周りに張り巡らされた小さな運河と都市群、海に出る河口部に多数ある港からなる商業都市。 大陸の西に位置している。
グランド・パシフィック程ではないが貿易と、大陸中から集められた貨物を大陸中の都市に輸送して利益を上げている。
領主はいないが、商業ギルドが代表で、様々なギルドが街を運営している。
次回に続きます。




