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くじ引き特賞:無双ハーレム権 作者:三木なずな

コモトリア王国編

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71.追加攻撃

 くじ引き所を出て、屋敷の横にある、おれの私有地になってる空き地にやって来た。

 そこでナナが200人の奴隷兵に訓練をつけている。

 ナナの号令に従って、統率がとれた動きだ。

 前に比べて大分それらしくなった。これなら近いうちに戦場につれてけそうだ。

 まあ、今日はそれのために来たんじゃないけどな。

「ナナ」

「主か。どうした」

「試したいことがある、ちょっと付き合え」

「承知した」

 ナナは即答した。

 奴隷兵達にその場での休憩を命じて、長穂のロングソードを抜いておれと向き直る。

 ナナのこういうところをおれは気に入ってる。

 試したいことがある、としか言ってないのに戦闘の事だとすぐにわかるところだ。

 おれはエレノアを抜いた、ひかりも腰の辺りにあるけど、テストだからまずはエレノアからだ。

 くじ引きで引いた『追加攻撃100%』は自分につかったきた。

 スタッフの説明だと武器とか道具にじゃなく、人間に使うものだったからそうした。

「いくぞ」

「はっ」

 エレノアを上段から振り下ろし、ナナのロングソードを撃ち合う。

 剣戟音が響き、火花を散らす。

 ナナは剣でガードしたまま、一歩後ずさった。

 攻撃を防いだ、そこまでは今まで通り。

 異変は次の瞬間起った。

 ――キーン!
 同じ剣戟音がもう一度した。エレノアと長穂剣が撃ち合ったのとまったく同じ音が。

 ザッザッザッ。

 攻撃を防いで気が緩んだのか、その衝撃でナナは三歩後ずさった。

 顔に驚きが見える。

「主、今のは」

「これが試したい事だ。もっと行くぞ」

「はっ」

 ナナは顔を引き締めた。

 驚きは一瞬、理解も一瞬。

 そして、調整も一瞬。

 おれが攻撃をしかけ続ける、ナナが受け続ける。攻撃の後に追加攻撃がくるのを一瞬で理解して、それに合わせて調整した。

 おれが斬って、ナナが受ける。

 『追加攻撃100%』の効果が大体わかってきた。

 攻撃した1秒くらい後に、まったく同じ攻撃がもう一度効果として現われるらしい。

 斬撃なら、斬った所の一秒後に同じ威力の斬撃が生まれる、と言った具合に。

「次はひかりだ。受けてみろ」

「はっ」

 エレノアから持ち替えて、今度はひかりで攻撃をしかけた。

 ひかりも同じだった。やはり攻撃の1秒後に追加攻撃が生まれる。

 そしてひかりも納める。

「魔法、行くぞ!」

「はっ」

 アルモッソから喰らって覚えた炎の魔法を使う、炎の玉がナナに飛んでいく。

 ナナはロングソードを振って、炎の玉を切り払う。

 切り払われた火の玉がはじけた。その1秒後に切り払った場所から同じ炎の魔法が出て、それも切り払われた。

 おれは手を下ろし、立ち止まった。

「よし、これまでだ」

「承知した」

「大体わかった。たすかったぞナナ。お前じゃないとここまで詳しく試せなかった」

「ありがたきお言葉」

「邪魔をしたな。訓練をつづけてくれ」

「はっ」

 軽く頭を下げるナナに見送られ、おれはその場から立ち去る。

 歩きながら考えた。

 『追加攻撃100%』、最初名前を見たときは単純に二倍強くなるって思っていたけど、実際に使ってそれ以上の効果だった。

 しかけたのとまったく同じ攻撃がもう一度1秒後に生まれるのなら、それを戦術に組み込めば強さは倍以上になる。

 簡単な話だ。追加攻撃が発生する間、追撃も息づきも出来るって話だ。

 火力は倍だけど、やれる事が増える。

 そういうものだ。
■ドラマCD試聴サンプル公開
活動報告、もしくはyoutubeに「くじ引き特賞」で検索してみてください。

【タイトル】くじ引き特賞:温泉ハーレム権
【キャスト】
カケル :石川界人さん
ひかり :山下七海さん
ヘレネー:佳村はるかさん
ナナ  :諏訪彩花さん
イオ  :三森すずこさん
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