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くじ引き特賞:無双ハーレム権 作者:三木なずな

魔剣エレノア編

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30.ハーレムを作るしかない

 デルフィナがベッドの上でぐったりしていた。

 二時間以上かけてノンストップで可愛がったからぐったりしてる。

 一方で、おれは全然大丈夫だった、というか全然足りてない。

 普通に考えればビックリくらい()てるのに、逆にもっともっとしたくなった。

 腹減ってなかったのに、つまみ食いしたら逆に腹が減った、そんな感じだ。

 今まではこんなことなかった。ぶっちゃけその辺人並みだった。

 これってもしかして――精力も777倍になってるのか?
「……なってるだろうな」

 十回以上はしてるのにまだこの状況って事は、確実にそうなってるってことだ。

 そんなにしてもまだまだしたい。

 体でもしたいし、別の意味でもまだしたい。

 デルフィナのそばに出てきたくじ引き券を拾った。

 始まる前はなかったくじ引き券、それが一枚でた。

 間違いなくデルフィナを可愛がったからゲット出来たくじ引き券だ。

 体的な意味でも、くじ引き券的な意味でももっとしたかったけど、デルフィナにこれ以上無理させるのは気が引ける。

 うーん、どうしたもんか。

「すみません……」

「うん?」

「お役に……立てなくて」

 デルフィナがぐったりしたまま謝った。

「気にすることはない」

 本当に777倍なら、そもそも一人の女が受け止めきれる訳がない。

 だからデルフィナは悪くない。

 悪くないけど、現実的には困った。

 ぶっちゃけ、おれの相手ってデルフィナ一人だけなんだよな。デルフィナがギブアップしたらもう相手がいなくなる。

 ……自分で処理するか?

 いやそれは切なすぎる上に、間違いなくくじ引き券は出ない。

 間違いなくそれじゃ出ない。理屈じゃないけど、何となくそれはわかる。

「メイドを……お呼びします」

「メイド? ミウの事か?」

「はい、わたくしの代わりにユウキ様の相手を――」

「あー、ミウはそういうのじゃないんだ」

「え?」

「え?」

 デルフィナはなんでか驚いた。

 驚いたけど、気を取り直して更にいった。

「じゃああの魔法使いを」

「イオ? イオも違うんだ」

「え? ならヘレネー殿下……」

「ヘレネーも違う」

「ユウキ様……つかぬ事を伺いますが。わたくし以外の心当たりは?」

「……ない」

 隠してもしょうがないからはっきり答えた。

 ないもんはないんだからしかたがない。

「そうなのですか?」

「ああ」

「わたしはてっきり、殿下と魔法使いの二人はそうなのだとばかり」

 まあそう見えるよな。というか、ヘレネーはおれもそういうつもりだった。

 ただ色々タイミングがなくて、彼女はよく来るけど、帰っちゃうんだよな。

 だから未だにそうなってない。

 ヘレネー。

 思い出すと、よりムラムラしてきた。

 ムラムラで、ギンギンで、むちゃくちゃつらい。

「あの、ユウキ様」

「うん?」

「少しは回復しましたので……お相手します」

 恥じらいながらいうデルフィナ。

 微妙に辛そうなのは変わってないけど、その健気さが嬉しかった。

 彼女を抱き寄せて、「ありがとう」と耳元でささやいた。

     ☆

 次の日もムラムラしっぱなしだった。

 朝、いつもの様にやってきたイオとパーティーを組んで日課の山ウシ狩りとオリクダイト採取にいったけど、チラチラ気になってしょうがなかった。

 イオは布面積の多い魔法使いの格好をしてるけど、逆にその間にあるわずかな肌の露出が色っぽかった。

 それを見てるだけでムラムラがひどくなった。

 それをオリクトにぶつけてみた。

 エレノアで粉々にして、再生したそばから粉々にして、再生したそばから粉々にしていった。

 スポーツで発散すると言うのと同じだ。それを全力でやった。

 でも、ほとんど意味はなかった。ムラムラは収まる所かひどくなってくばかりだ。

 さすがにヤバイから、適当に理由をつけてイオとわかれた。

 わかれた後、草原にいた。

 人の多い街中にいるよりこっちの方がいいって思ったからだ。

 ロイゼーンは結構若くて可愛い娘が多い。街中にいたら暴発して犯罪に走ってしまいそうだ。

 草原で日がおちるのを、約束の時間になるのを待って、ワープでデルフィナを迎えに行った。

 デルフィナの部屋には彼女だけじゃなくて、ヘレネーもいた。

 ヘレネーはお忍びの格好じゃなくて、はじめた会ったときと同じ、姫ドレスを着ていた。

 露出の多い、胸もとを強調しつつも、上品さを醸し出してる姫ドレス。それを着ているヘレネー。

 それを見た瞬間、おれは爆発した。

     ☆

 屋敷の寝室、ベッドの上にヘレネーとデルフィナがぐったりしていた。

 相手が二人に増えた以外、昨夜とまったく同じ光景だ。

「ふ、二人でもだめだったなんて……」

「当然……です。カケル様ですから……」

「これじゃ体がもたない……」

 デルフィナのつぶやきが耳に入る。

 そういう風に言われるのは男として悪い気はしない。

 ちなみにくじ引き券は一枚ゲットした。二人を可愛がりだしてから10回目以降でのゲットだし一枚だから、人数とかじゃないな。

 モンスターを倒してゲットするのと同じようにランダムなんだろうか。

 数をこなして確認したいけど、既に二人は「体が持たない」って言ってる。

 無理してつぶれられたら困る。

 ヘレネーとデルフィナ、おれの女。

 おれは自分の女をつぶして喜ぶ趣味はない。使いつぶすより、そばに置いてずっと可愛がった方が絶対いい。

 ……と、そんな事を考えてるうちにまたムラムラの波がきた。

 くじ引き券関係なく、男として普通にほしくなったムラムラ。

 ベッドの上にいる二人をみた。

 やっぱり無理はさせられない。

 金はあるんだ、ここは娼婦でも――と思ったその時ドアがノックされた。

「ご主人様、イオさんが来ました――ひゃん!」

「カケルさん、今日ってもしかしてカケルさん体調が――きゃあ!」

 ミウとイオが部屋に入ってきた。

 飛んで火に入る夏の虫。

 ミウはおれが奴隷メイドでおれの持ち物、イオはおれを慕ってるエレノア曰く「信者」。

 おれは二人をベッドに押し倒した。

     ☆

 ベッドで上でへとへとしてるのが四人になった。

 初めてのミウとイオはヘトヘトに、ヘレネーとデルフィナはますますヘトヘトになった。

 でもっておれはまだ元気だ。

 困った。

 困ったってレベルじゃないくらい困った。

 困り果てて、どうにかならないかと(どうにもならないけど)部屋の中を見回した。

 壁際においてあるエレノアが目に入った。

(わ、我はだめだぞ!)

 エレノアのひどくうろたえた声が脳内に響く。

「当然だばか」

 張り裂けそうなくらいムラムラしっぱなしだけど、さすがにそれはあり得ない。剣の姿のエレノアをどうにかする事はあり得ない。

 というかどうやったって無理だ。

 ……くじ引き所の幼女バージョンなら危なかったけど。

「ご主人様鬼畜です……しくしく」

「カケルさんってやっぱりすごい……」

 ミウとイオがなんかつぶやいてた。ミウはちょっと拗ねてる顔をして、イオは四人のうちで一番うっとりしてた。


 そんな二人にまたムラムラした。ぐったりしているヘレネーとデルフィナにもムラムラした。

 我ながら――ひどすぎる

     ☆

 朝日を浴びて、仁王立ちするおれ。

 百回以上は軽く回数をこなした結果、合計3枚のくじ引き券をゲットして、ようやく少しは――支障のない日常生活を送れるくらいに収まった。

 この二日間の出来事で、おれは決意した。

 くじ引き券をゲットするために。

 女達を過労死させないために。

「ハーレム作ろう」

 おれは声に出して宣言した。
■ドラマCD試聴サンプル公開
活動報告、もしくはyoutubeに「くじ引き特賞」で検索してみてください。

【タイトル】くじ引き特賞:温泉ハーレム権
【キャスト】
カケル :石川界人さん
ひかり :山下七海さん
ヘレネー:佳村はるかさん
ナナ  :諏訪彩花さん
イオ  :三森すずこさん
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