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くじ引き特賞:無双ハーレム権 作者:三木なずな

アイギナ王国編

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174.成長するハーレム

 この日も女達を連れて、王都レティムで情報収集をしていた。

 つれて来たのはオルティアとナナの二人。
 絶世の美女の大賢者オルティアと、地上最強の女ナナ。

 二人とは宿屋の中、ベッドの上にいた。
 二人とも寝息を立てている。

 この前ヘレネーとリカをつれて来た時に気づいた。
 情報収集するするといっても、何も歩き回る必要はないのだ。

 おれは777倍の聴覚は極限まで集中したら半径がキロ単位で離れた人間の会話も聞き取ることが出来る。
 つまり宿屋でハーレムの女達を可愛がりながら、情報収集が出来る。

 それをヘレネーとリカとの時に気づいて、今日はオルティアとナナにそれをした。

 情報収集しつつ二人の相手をして、二人がダウンしたから情報収集に集中した。

 そうしてるうちに、オルティアの息づかいが変わった。
 おれにひっついたままだけど息づかいがちょっと変わって、目を覚したと分かった。

「もう一回するか?」
「いい、このままでいさせて」

 オルティアはそう言って、より強くしがみついてきた。
 絹のような肌をより密着してくる。

 頬ですりすりして、おれの手を取って自分の頭を撫でさせる。
 オルティア、大賢者オルティア。
 はじめて会ったときとはえらい人が変わったなあ、と思った。

「オルティア、おまえこんなに甘えん坊だっけ」
「誰のせいだと思ってるの?」
「うん?」

「あの子に物を教えろって言ったのはだれ?」
「おれだけど……あらゆる知識を知り尽くした大賢者オルティアだ、適材適所だろ?」
「わたしはオルティア、ただのオルティア」

 おっ、懐かしいセリフ。
 そう話したオルティアは上目遣いでおれを睨んできた。

「もう大賢者はこりごりなの。ただのオルティアがいいの」

 そう言って更に俺に甘えるオルティア。
 なんかすねてるようにも見えるが、やっぱり甘えてるなこれ。

「そんなにいやか」
「いや」

 即答された。

「それはすまなかった」
「……いい。その分いまはただのオルティアになるから」
「ああ、ただの女でいろ」

 そういうと、オルティアはあからさまに機嫌をよくした。

 本当にただの女でいたい、ってことなのか。

 オルティアを寝かしつけると、今度はナナの息づかいが戻ったのが分かった。
 意識が戻ったか――と思った瞬間、気が合った(、、、、、)

 気が合った。
 目が合うのと似たような感覚だ。
 体の変化はなにもない、だが互いに相手を意識していると認識しあう。
 それをおれは「気が合った」と表現してる。

 ハーレムの中で、ナナとの間にだけある感覚だ。
 寝ててもおれにしがみつくオルティアの髪をなでてやりながら、ナナにきく。

「ご苦労だった。まったくの素人のセレーネの教育は面倒くさいか?」
「主の命だ、面倒はない」

 ナナは迷いをまったく感じさせないで答えた。
 言葉通り、おれの命令なら面倒だとは一切思っていないって感じだ。

「そうか。じゃあ感想を聞きたい。率直にいってセレーネはどうだ?」
「才能はある」
「へえ?」

 それは意外だ。

 ナナはおれに嘘をつかない、もったいぶった言い回しはもっとしない。
 質問すれば、思った事を率直に言ってくれる。

 だから驚いた。
 ナナがそう言うのなら、セレーネには間違いなく才能があるということだ。

「潜在能力だけで言えばニキ以上だと思う」
「それはすごいな。ニキ以上ってなると……イオと比べてどうなんだ?」
「個人戦闘は上回る可能性がある。剣士と魔法使いの差はあるが。しかし冒険者としてどうあがいても遠く及ばないだろう。状況を瞬時に把握して対処する能力に欠けている。一兵卒としてなら優秀だ」
「王女だからそれじゃダメなんだよなあ」

 本人は総理王大臣になって、国をもっと繁栄させたいっておもってるしな。

「……」

 ナナは口を閉ざした。
 聞けば何でも答えるが、聞かなければ何もいわないのがナナだ。

 それはおれの命令が全てだと思っているから。
 命令されればなんでもするし、されなかったことは一切しない。

 まあいい、それはおれが考えることだ。

 そう思って、ナナに手招きした。
 ナナはベッドの上を這って近づいてきた。

 そこそこいい部屋の、柔らかいベッドの上なのに、そのベッドは沈みもしなかったし揺れもしなかった。
 まるで浮いてるか滑ってるかのように、おれのそばにやってくる。

「今のはなんだ?」
「主の寵愛を受けたものを起こさないように身につけた。主から与えられた幸福に水を差すのは良くない事だ」
「それで身につけたのか」

 すごいな、って思った。
 同時にいい女だ、って思った。

 おれに抱かれた女の余韻を邪魔しないためにこんなものすごい技を身につけるナナはやっぱりいい女だ。

「褒美をやる、受け取れ」
「はっ」

 おれにキスされて、組み敷かれるまで、ナナはベッドをまったく揺らさずに動いた。

 おれのまわりに様々な女がいる。
 様々な女達がいて、みんなが違ってて、みんながいい女。

 出会った時からかわっていって、成長していく女がほとんどだ。

 セレーネはどんな女になるのか。
 おれはそれが知りたくて――それが楽しみだった。
■ドラマCD試聴サンプル公開
活動報告、もしくはyoutubeに「くじ引き特賞」で検索してみてください。

【タイトル】くじ引き特賞:温泉ハーレム権
【キャスト】
カケル :石川界人さん
ひかり :山下七海さん
ヘレネー:佳村はるかさん
ナナ  :諏訪彩花さん
イオ  :三森すずこさん
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