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くじ引き特賞:無双ハーレム権 作者:三木なずな

メルクーリ王国編

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132.待ち伏せヘレネー

 窓の外から小鳥のさえずりが聞こえる。

 朝、ベッドから起き上がるおれ。

 隣でイリスが静かに寝息を立ててる。

 一晩中かけて可愛がった結果、明け方になって、へろへろになって意識が途切れる様に眠りに落ちた。

 だというのに。

「カケル……」

 寝言をつぶやく口元は笑みの形を作ってる。

(健気な娘だ)

「お前はもう少し空気を読むことを覚えてくれ」

(一晩中だまっていてやったではないか)

「恩着せがましいな、というか黙って無くても別に構わないぞ。どうせやかましいだけなんだからな」

(言ったな? そこまで言うのなら今度誰かを抱くときはしゃしゃり出てやるぞ)

「やってみろ」

 おれは鼻で笑った。

 エレノアが何をしようとも、どうせうるさいだけだ。

 昔のこいつは魔剣として人を操り、体を意のままに出来た。

 いや、今のなのか? 多分出来るだろう。

 しかしおれにだけは効かない。

 この世界の人間にはない魔剣支配の耐性があって、それが777倍になってる。

 だから、エレノアはおれの体を支配できない。

 むしろおれがこの世界で唯一魔剣エレノアを押さえ込める人間である。

 だからこいつはおれの心の中でぎゃーぎゃーわめく事しかできない。

 それにしたところで、可愛い女を本気で可愛がろうとしたら、雑音なんてまったく無視できる。

 だから問題ないのだ。

 イリスに布団をかけてやって、ベッドから降りて、部屋をでた。

「おはようございます、カケル様」

 ヘレネーがいた。

「ヘレネー? お前、なんでここに?」

「お待ちしておりました」

「待ってた?」

「はい、カケル様がイリスにお情けをかける聞いて。ここでお待ちしておりました」

「聞いたって誰から」

「……」

 穏やかに微笑んで、答えないヘレネー。

 まあ、それはどうでもいいか。

「で、待ってたって何のために?」

「初めてであるイリス……いいえ、例え初めてでなくとも、一人の女がカケル様を満足させる事は無いかと思います。もはや不死の聖女であっても不可能なのですから」

「つまり?」

「イリスの代わりに、お相手をいたします」

 なるほど。

 ざっくりいうと、妹の不始末の責任を取りに来た、ってことか。

 それを予想したのは流石だな。

 肩を抱き寄せて、キスをする。

「カケル様……」

 その顔もそそるし、吐息混じりに懇願してくるのもそそる。

 妹と――正反対なのもものすごくそそった。

「お願いします、イリスの代わりに、わたくしを……」

「いや、気が変わった」

「えっ、そ、そんな……」

 泣きそうな顔をするヘレネー。

 肩を抱いて、部屋の中に引きずり込む。

 イリスが寝息を立てている寝室の中に。

「か、カケル様?」

「変わりとかは無しだ。姉妹まとめて可愛がってやる」

「あっ……」

 はっとして、赤面した。

 そしておずおず頷くヘレネー。

「おねがい、します」

「ああ」

 頷くおれ。

 もう一度ヘレネーにキスをした。

 物音を聞いて、ヘレネーが気づいて起きてくるまで、ヘレネーにキスをした。

 その後姉妹まとめてかわいがった。
■ドラマCD試聴サンプル公開
活動報告、もしくはyoutubeに「くじ引き特賞」で検索してみてください。

【タイトル】くじ引き特賞:温泉ハーレム権
【キャスト】
カケル :石川界人さん
ひかり :山下七海さん
ヘレネー:佳村はるかさん
ナナ  :諏訪彩花さん
イオ  :三森すずこさん
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