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第158話:『黎明の祭壇』と『終焉の浦波』
この世界に生きとし生ける人々から隠され続けていた地下神殿。
その中心部に壮大なる大祭壇はありました。
そしてそこに11の悪魔たちは眠り続けていたのです。
世界の終焉に鳴った鐘は彼らにも目覚めを告げたようでした。
悪魔たちの祭壇へと世界中に散らばっていた闇色の魂が回帰していきます。
悪魔たちの祭壇へと蝋燭が灯る地下路を歩む黒き魔剣の青年は笑っていました。
この物語ももう間もなくで終わるのでしょう。
ならばこの物語の全ての始まりを語れる時もいまこの時しかないはずでした。