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第八話~電子の地雷原~

 怜二はテレビの通販番組で初めてのパソコンを購入する。これはプリンタもセットでお買い得というものだった。

 商品が到着し、調子に乗って職場の同僚達に触れ回る。

 すると先輩や後輩、関係ないお客までもが怜二にあれこれ印刷してきてくれと頼んできた。

 散々えらそうに自慢した手前断ることも出来ず、百枚超の文書・画像を印刷する羽目に。

 だが、実際に使ってみると操作が分かりづらい上に印刷も遅く、いちいちストレスがたまる。

 半分ほどこなしたところでインクが切れたので、近くの家電量販店まで買いに行く。

 様々なメーカーのインクが売られているが、どれも600円~1000円程度である。だが、怜二の使っているプリンタは3800円(黒)と4500カラーもするではないか。

 仕方なく2つとも買い、8300円支払う。なんともまぬけな買い物をしてしまった自分にいらだつ怜二。

 帰りしな、寿司の出前をしていた海人に出会う。

 公園で闇の使途をリンチにしながらこれまでの経緯を話す。すると海人はこう答えた。

「そのプリンタ捨てちまって、別の買ったほうがいいんじゃねえか?下取りとかやってたら売ってもいいしよ。」

 怜二はその足でプリンタを下取りに出し、別の、長期的に見てリーズナブルなプリンタを買い求めた。

 海人の見事な機転に助けられた怜二は、無駄な出費を抑えられたことに感謝するとともに、二人の友情がより確かなものへとなったのを感じた。

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